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第2回静岡市教育振興基本計画検討委員会 傍聴 [教育基本法]

第2回静岡市教育振興基本計画検討委員会 傍聴
2009年7月28日(火)
 
 13時30分から始まった委員会は、はじめに事務局から提出資料(注;傍聴者には資料は配られませんでした。そういうことは初めてでした。)の説明がありました。次に司会の石井静岡大学教育学部長の指示で、座った順番に委員の発言がありました。14人の委員のうち、参加した13人の発言が終わったのが約2時間後でした。尚、第1回の議事録が静岡市HP(検索「附属機関等」→「会議録(21年度分)」http://www.city.shizuoka.jp/000085670.pdf に載っています。この第2回も1カ月後くらいには正確に載ると思います。

 各委員の発言については、今回省きます。それぞれの方が、「新しいアイデアを提供するという立場」(司会の石井さん)で発言されていましたので、多岐にわたり、まだまとめ切れていません。
 
 いくつかの発言メモを載せます。

 中学校の実態について委員の発言を聞いての、他の委員のつぶやき。
「こんな中で、改訂学習指導要領が実施されて大丈夫なのかと心配になってきた。」 

 もう一つ。終了予定の1時間前、市教委事務局から「基本構想」「重点項目」の説明がありました。それを受けてのある委員の発言のメモ。
「(今、民間企業もやっているが)今の問題点、未来に向けての問題点を徹底的に洗い出さないといけないと思います。本来はそれを論じるところ、検証することが大事だと思う。だから(今、事務局から説明があった)「基本構想」をしっかり論じる必要があると思います。例えば、中学校の校長の発言にあったような中学校の問題を、私たちは共通理解していない。知らない。(傍聴者注;学校関係者なら誰でも知っている中学校の実態)他の発言の、子どもも親も疲れているなどについても、ただNPOとか手を分散すれば解決するのか。しないと思う。対症療法でなく、体質改善こそ必要と思います。ここをさっと流すのは非常に危険。」

 少なくとも「今後5年間」の静岡市の教育振興基本計画(「改正」教育基本法の中に、入れ込まれた内容。「教育条件整備」という教育行政の大事な仕事を後景に押しやり、むしろ「教育内容」に行政が口を出す仕組みをつくった。)を作ろうって言うのです。しかも5回程度の議論です。あと3回しかありません。それぞれの立場や経験からの、しかもその場での発言だけでなく、責任ある静岡市教育振興基本計画検討委員として、静岡市の教育について(静岡市だけではつかめないと思いますが)事前に学習し資料を集め、疑問や問題意識を持ち、できたら学習会を持ちレクチャーも受け、事前調査もして検討委員会に臨んでほしいと思います。

 検討委員会の場で「中学校に武道が必修になった。いいことだ。今の中学校に武道を教える教員とか事務官とかいるのですか。」という委員の発言がありました。この委員の方は恐らく、例えば中学校で、社会の免許のない他教科の先生が社会を教えなくてはいけないという教員配置の実態を知らないのでしょう。
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totoronn

 もっともっと学校現場を知らせていくことも必要ですね。
 この前、静岡市教育を語る会例会で、学校評議システムや評議員のことを参加者が知らなかったように、知らない人が多いですから。
 「開かれた学校」と言いながら、中学の免許をもっていない教員がその教科を教えている実態を知らせたら、多くの方はどう反応するでしょうか。それは、その学校の教員だけの問題ではないのですから。
by totoronn (2009-07-30 17:41) 

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