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常勤講師の社会保険継続について [臨時教職員]

3月半ば頃、各学校の常勤講師のみなさんに、「3月は社会保険が継続にならないので、保険証を事務に返却し、脱退の手続きをするように。3月だけは国民健康保険、国民年金に加入するよう、市役所で手続きを取るように。」との通知が出ました。
指示されたとおりに手続きをして、国保の保険料があまりにも高額なことにビックリされた人もいるのではないでしょうか。
市教組執行部も組合員からの報告でその事実を知りました。
しかし、2014年の厚労省通知で、常勤講師が4月からも任用されることが分かっている場合には、3月31日が空白となっていても社会保険は継続されることになったはずです。なぜ今年だけ、それができないのかと市教委に説明を求めました。
以下、その後の経過です。

3月24日(火)
市教委に厚労省通知も示し、説明求める。
市教委担当者は、(1)常勤講師は4月からは職名が「教諭」となり、まったく新しい任用となるので継続的な任用ではない。(2)講師の辞令は4月1日から3月30日までとなっており、3月31日に在籍していないので社会保険の規則により3月は加入していないことになる。という2つに理由で3月は国保に入っていただきます、との説明。

3月25日(水)
年金事務所に市教委の決定が正しいかどうか問い合わせたところ、年金事務所担当者は2014年の厚労省通知があるので、今回も社会保険は継続されるべきだとの見解を示す。
市教委に年金事務所の見解を伝え、やはり継続扱いとするべきではないかと指摘。何度かやりとりをして、市教委担当者も一度は継続扱いすることに同意しかけたが、県教委が継続できないという考えを押し通したために市教委も継続はできないと結論づけた。
市教組が加入している全日本教職員組合(全教)にも連絡。全教本部が厚労省年金局に働きかけ、年金局が静岡県教委に是正するよう指導する、と答える。

3月26日(木)
県教委からも市教委からも反応なし。

3月27日(金)
県教委に年金局から連絡があったか確認したが、何も聞いてないと回答。
年金事務所にも問い合わせたところ、年金事務所は県教委と話し合って県教委も継続扱いで同意しているはず、と答える。
全教本部にもこの状況を報告。

3月30日(月)
全教本部から年金局に静岡県の状況を報告。

3月31日(火)
5時頃になって、市教委から各学校に「3月の社会保険は継続の扱いとなるので、手続きをやり直す。」とのFAXが届く。

国からの指導があったにも関わらず、それを無視してでも県教委が最後まで「継続扱いではない。」と言い張ったのは、あくまで推測ですが、3月分の保険料のうちの雇用主負担分を支払いたくなかったからではないでしょうか。
そんなせこい考えで、たった1日の空白のために3月だけ国保に入れなんて酷すぎます。ということで市教組はがんばって是正をさせました。すぐに動いてくれた全教本部にも感謝です。

市教組が指摘したときに素直に非を認めて是正すればよかったのに、下手な悪あがきをしたために学校の事務さんには二度手間をかけることになってしまいました。

ほとんどの講師のみなさんはすでに保険証を返却し、中には国保の保険料を支払ってしまった人もいることと思います。
学校の事務さんから3月30日脱退ではなく3月31日に資格喪失でそのまま公立学校共済に加入した旨を証明する書類がもらえるはずなので、それを持って市役所に行ってください。支払った国保料は返金されるはずです。
これは、静岡市以外の市町のみなさんも同じです。
社会保険のことで何か困ったことがあれば、すぐに市教組に連絡をください。
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4月からの「学ばナイト」 [学ばナイト]

市教組が主催する教育実践講座「ステキな教師になりたい人のための学ばナイト」。
気軽に自由に学びたいことを学ぶ、というコンセプトで毎月2回ほど、いろいろなテーマで開催しています。
表面のタイトル部分をちょっとだけ変えてみました。
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4月からのスケジュールはこちらです。
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組合員でない人でも、教員でない人でも、どなたでも参加できます。参加費無料です。平日の夜ということで、忙しい人のために夕食も用意しています。
ぜひご参加ください。
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常勤講師の社会保険継続に関して [働く者の健康・安全・安心・いのち]

昨日も市教委交渉がありましたが、今日は一日、静岡市教育委員会厚生係と静岡年金事務所に何度も電話でやりとりし、本当に疲れました。

用件は、今年度常勤講師として任用されていた人の社会保険が3月も継続扱いになるかどうか、です。
市教委は、来年度から任期付教員または臨時的任用教員として任用される人は、協会けんぽから公立学校共済組合に保険が変わるので、3月31日の空白のために協会けんぽから脱退し、3月分だけ国保に加入しなければならない、として手続きを進めています。「いきなり保険証を返せと言われた。」「国保に入れと言われたけど保険料が高すぎてビックリしている。」「任用が継続するのになぜ社会保険が切れるのか。」といった問い合わせが来て、市教委に問い合わせました。

市教委は、来年度からの任用は新しい制度での任用で、今までの任用の継続ではないから、社会保険の継続はできない、と主張します。

しかし、市教組が加盟している全日本教職員組合(全教)が厚労省に確認したところ、「制度や手続きには関係なく、同じ雇用主が同じ人を任用するのであれば、任用と任用の間に空白期間があったとしても社会保険は継続されるので、3月だけ国保に加入する必要はない」という回答でした。

そのことを市教委に伝えたのですが、厚生係担当者は「私も年金事務所に確認した。継続ではないと言われた。」と言います。

そこで、静岡年金事務所に確認したところ、適用調査課の担当者は「市教委から新たな任用だという説明があったので、それなら継続ではないと答えた。実態が継続的な任用であれば話は違ってくる。」ということで、厚労省の年金局にも問い合わせてくれました。
すると、年金局には他の自治体からのいくつか問い合わせが来ているとのことで、やはり全教が確認したとおり、「実態として同じ雇用主が同じ人を雇用しているのであれば、社会保険は継続となる。」という回答でした。

その後、静岡年金事務所と市教委厚生係で連絡を取り合い、一時は「やはり継続扱いにするべきでしょう。」となったそうなのですが、その通知を出す前に、静岡県や浜松市とも連絡をとってずれがないように調整してから、という話になりました。そして、連絡を取り合った結果、県教委はあくまで継続ではないと主張し、それに従った形で、またまた「やはり継続ではない。」という結論になってしまいました。

朝9時くらいから始まって夕方5時過ぎまで、何度も電話でやりとりして、結局市教委の判断をひっくり返すことができず、ドッと疲れました。
しかし、先ほど連絡があったのですが、全教のほうでもう一度動いてくれて、厚労省年金局が静岡県教委に対して「継続するべきだ。」ということを通知する、ということになったそうです。
ということで、まだまだ決着はついていません。なんとかして県教委や市教委の言い分をひっくり返したいと思います。
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市教委は学校司書だけにはどうしても年休を与えたくない? [学校図書館・学校司書]

今日、会計年度任用職員の待遇について、市教委との交渉がありました。

こちらの要求の1番は、「学校司書の任用を通年とすること。」でした。

他の会計年度任用職員の任用期間が4/1~3/31と通年なのに、学校司書だけは学校の長期休業中をはずして1年を3期に分けての任用となっています。そのため、労働基準法が年休の付与条件としている6月を超える任用とならず、年休がゼロとなっています。

賃金は時間給で勤務日数や1日の勤務時間は決められていますから、任用を通年としたところで人件費が増えるわけではありません。
こちらが「任用を3期に分けることによって何かいいことがありますか?」と聞いても答えはありません。3期に分ける必要など何もないのに、3期に分けることによって年休がないという不利益に対して何ら改善しようとしない。

しかも、市教委の回答には
「教育センター(所管課です)としても勤務条件改善に向けて取り組んでおり、令和2年度には、勤務時間を4時間から5時間へと1時間延長するとともに1時間あたりの賃金の改正もしました。」
とあるではありませんか。
これには市教組の委員長も
「ふざけたことを言わないで欲しい!何が賃金の改正もしましただ。最低賃金に1円差まで追いつかれてしまったからわずか数十円引き上げただけじゃないか。それでも静岡市の会計年度任用職員の中では最低額だ。バカにするな!」
と思わず声を大きくしてしまいました。

また、長期休業中は任用しない理由として、
「学校司書の業務は、本の貸出を始め、授業支援やレファレンスが中心であることから、児童生徒のいない夏季休業中や冬期休業中は勤務を要しないとしています。」
と回答したことに対しても、同席した執行委員から
「新しい図書の受け入れや古くなった図書の廃棄だけでも大変な作業時間を要する。勤務時間だけではできないので、任用のない期間に来てサービス残業している人もいる。」
「授業支援と言っても、そのためには教員との打ち合わせの時間が必要。今の勤務時間だけではその時間が取れない。」
「教育センターも一度学校の図書館を見てみればいい。誰がこの掲示を作ったのか。図書館だよりは誰が書いているのか。大抵の学校ではみんな司書さんがやってくれている。」
市教委が言う中心となる業務だけでも大変ですが、多くの司書さんはその周辺にある+αの業務を積極的にやってくれています。自分たちで声を掛け合って、公共図書館の会議室などを自腹で借りて、自主的な研修会をやっている人たちもいます。
そんな人たちに対する市教委の評価に低さには怒りしか湧いてきません。

今日の交渉事項は来年度も継続するということで、今日は終わりました。
市教組はこれからも、学校司書さんはもちろん、その他の会計年度任用職員のみなさんの勤務条件をもっともっと良くし、子どもたちにとっても充実した学びの環境ができるようにがんばります。
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困ったらまず市教組に相談! [働く者の健康・安全・安心・いのち]

春は別れと出会いの季節。ただでさえ心が揺れ動く季節ですが、今年はいきなりの臨時休校に始まる自粛の連続で、例年以上に鬱々とした春になっています。
特に、この春に新規採用されるみなさん、転任されるみなさん、心の中が不安でいっぱいかもしれませんね。
着任したらしたで、新しい環境に慣れるまでは本当に大変です。

ところで、職場での悩みごとを、あなたはどうやって解決していますか?
不本意な人事異動。
(臨時教職員の方は)任用の話が来なくて不安。
授業がうまくいかない。
やりたい授業をやらせてもらえない。
学級経営がうまくいかない。
子どもや保護者とのトラブル。
上司からのパワハラやセクハラ。
退職を強要されている。
校務分掌の希望を聞いてもらえない。
同じ学年の人との人間関係で悩んでいる。
いきなり大きな仕事を任されて頼る人もいない。
嫌な仕事を押しつけられた。
健康上の悩み。
仕事で怪我をしたのに公務災害にしてもらえない。
等々

近くに相談できる人がいない。相談したけど相手にしてもらえなかった。相談を文句としか受けてもらえないかもしれない。
そんなときは、市教組に相談してください。
市教組は、組合員でなくても、どなたからの相談も受け付けています。
最初は匿名でもかまいません。まずはあなたの置かれた状況、率直な思いを、メールで送ってください。「特に答えを求めていないけど、こんなこともあるんだと知って欲しい。」そんなメールでもかまいません。

市教組は、今までにも多くの職場のトラブル、教育委員会に対する要望などを聞き、解決してきた実績があります。相談者の立場を守りながら、問題解決のために努力します。

困ったら、まず市教組に相談!
相談がある人は、次の専用アドレスにメールしてください。
shikyosonisodan@joy.ocn.ne.jp
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非常勤職員に対する静岡市の対応 [臨時教職員]

臨時休校中の非常勤職員の賃金保障を市教委に申し入れていましたが、今朝、学校に配られた通知によれば、休校中も予定通り出勤し、教材準備や業務の打ち合わせなどを行うということになりました。学校給食会雇いの給食補助員さんも、通常通り出勤して給食室の清掃や物品整理などを行うということです。
もう一つ、教員については、子育て中の人や年齢や持病などでリスクを抱えている人は在宅勤務ができるようにと申し入れていますが、こちらはできる限り可能となるよう検討中、という回答が来ています。どうなるかはわかりませんが、休校になれば全職員が職員室に集まって一日を過ごすわけで、職員室が感染源となる可能性もあります。むしろ、積極的に在宅勤務をするように推奨するべきだと教育委員会に伝えました。
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