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今こそ「20人以下学級を」の声を広げよう! [教育]

市教組の機関紙「はくぼく」から
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6月から学校が本格的に再開されました。しかし、新型コロナウイルスの感染が完全に収束したわけではなく、いつまた第2波が来るかもわかりません。少しでも感染拡大を防ごうと、教育委員会からは「学校における新しい生活様式」が示されていますが、それを忠実に実行しようと思ったら、子どもも教職員も相当なストレスです。感染予防の徹底と教育活動の充実の両立は、今の35人学級では絶対に無理と言っていいでしょう。今こそ20人以下学級実現に向けた取り組みを始めるべきです。
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新型コロナウイルスで   明確になった少人数学級の優位性
 5月29日付産経新聞は、「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除され、長く休校が続いていた各地の学校で、分散登校での授業が再開され始めた。『3密』を避けて感染リスクを減らすための一時的な措置だが、1学級の児童生徒数は20人以下に半減し、『子供たちの様子がよくわかる』『指導が行き届く』などと現場の教員からは少人数学級の継続を求める声もあがっている。」「『一人一人に言葉がけがしやすく、勉強もじっくり見られる』。大阪市立小学校の男性教諭は分散登校の手応えを語る。小中高校の1学級あたりの児童生徒数は、法律で小学1年は35人、他の学年は40人が標準と定められており、普段は約40人の児童を受け持つ男性教諭にとってはおよそ半分の人数だ。大阪府立高校の男性教諭も『生徒の様子がよく見え、生徒も見られているという意識から集中力が高まっている』と予想外の効果を指摘。SNSにも、『20人学級こそあるべき姿』『20人がスタンダードになれば指導の効率が上がる』などと教員の書き込みが相次いでいる。」と報じました。

世界的に見ても大きすぎる日本の学校
 2017年のOECD統計を見ると、小学校の学級平均人数はOECD平均が21.2人に対して日本は27.9人で3番目に多く、中学校ではOECD平均23.3人に対して日本は32.7人で最も多い人数となっています。
 また、ちょっと古い統計になりますが1999年のユネスコ統計年鑑では、小学校の平均児童数がフランス99人、フィンランド101人などヨーロッパの多くの国は100人~200人程度、1学年1クラスが普通です。
 よく、小規模校では「社会性が育たない」「切磋琢磨がなくひ弱になる」などと言われますが、それが間違った先入観に過ぎないことは、ヨーロッパの若者たちを見ればはっきりしています。

福祉・教育切り捨て政策の誤りが明らかに
 新型コロナウイルス対策では、日本の医療体制の脆弱性が問題になりました。これまでにSARSやMERSなどの感染症が国際問題になっていたにも関わらず、国立感染症研究所の人員と予算を削減し、全国の医療機関や保健所を減らしてきた結果、医療崩壊を起こさないためにはPCR検査を絞り込まざるをえませんでした。それでも今、多くの医療現場が崩壊寸前だし、PCR検査を受けていれば助かった命もたくさんあったはずです。
 また、財界の求めるままに大企業優遇税制をつくり、労働法制を改悪して非正規労働者を増やし、社会保障を切り下げてきた結果、緊急事態宣言の下で失業者が急増し、中小・零細企業の倒産が相次いでいます。
 国立大学の授業料を年々引き上げ、私学助成を削減し、また奨学金も有利子化してきた結果、多くの大学生がアルバイトで生活費をまかなわなければならなくなっています。そのため、企業の営業自粛などでアルバイトができなくなり、5人に1人の学生が退学を考えていると言います。
 
少人数学級の実現に向けた政策転換を
 これまで文科省は「公立小学校・中学校の適正規模適正配置等に関する手引き」で学校の適正規模を12~18学級とし、6学級以下の学校は統廃合の対象としてきました。その結果、毎年高校も含めて100校以上が統廃合され、消えています。しかし、はじめにも書いたとおり、ゆきとどいた教育のためには学級・学校の規模を小さくするべきです。
 新型コロナウイルスが収束しても、またいつか必ず新しい感染症が生まれます。その時にまた同じような混乱を招かないためにも、国の政策を福祉・教育切り捨てから福祉・教育最優先に転換する必要があります。
 全国で20人以下学級を実施するためには、教員があと14万人必要、との試算があります。そのためには国庫負担だけで約3000億円、地方分も含めると約1兆円必要になります。しかし、政府が2023年までに105機も購入するというF35戦闘機1機の価格は約140億円。その爆買いをやめるだけでも財源は生み出せます。

まずは少しでも人を増やす努力から
 国の政策を待たずとも静岡市として、まずは少しでも市の予算で教員を増やす努力をするべきです。
 静岡市はようやく清水庁舎移転や海洋文化施設計画の凍結を表明しましたが、これを機に、今までのハコモノ行政から福祉・教育、市民の暮らし優先の行政に転換するべきです。その第一歩として、7月に行われる教員採用試験では、予定を大きく上回る新規採用者を出して欲しいと思います。
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共通テーマ:学校

静岡市小中学校の夏休み期間 [教育]

夏休みを、期間から考える

静岡市小中学校の夏休み期間
以下のようです。
中学校は、12パターン
小学校は、20パターンもあります。
2、3年前より期間は延びましたが、
以前のような7/21(土)~9/2(日)44日間は、1校もありません。
保護者の負担、授業日数確保などを考えると、それでいい!という方もおられるでしょう。
しかし、長期休みの意義を考えると(子どもの成長など長い目で見て)これでいいのでしょうか。
また、同じ市内で学区によってこんなにパターンが違っていて、いいものでしょうか。

中学校  43校 平均37日
7/20(金)~8/27(月)  1校
7/21(土)~8/28(火)  1校
7/21(土)~8/27(月) 21校 48.8%
7/21(土)~8/26(日)  8校 18.6%
7/24(火)~8/27(月) 2校
7/25(水)~8/27(月) 2校
7/26(木)~8/30(木) 2校
7/25(水)~8/30(木) 1校
7/25(水)~8/29(水) 1校
7/25(水)~8/28(火) 2校
7/27(金)~8/28(火) 1校
7/28(土)~8/29(水) 1校

小学校   86校 平均35.6日
7/21(土)~8/28(火) 1校
7/21(土)~8/26(日) 6校   7%
7/24(火)~8/27(月) 5校
7/25(水)~8/29(水) 1校
7/25(水)~8/28(火) 3校
7/25(水)~8/27(月) 2校
7/25(水)~8/26(日) 1校
7/26(木)~9/ 2(日) 1校
7/26(木)~8/30(木) 1校
7/26(木)~8/29(水) 12校 14%
7/26(木)~8/28(火)  6校
7/26(木)~8/27(月) 2校
7/27(金)~9/ 2(日) 4校
7/27(金)~8/30(木) 2校
7/27(金)~8/29(水) 4校
7/28(土)~9/ 2(日) 26校 30%
7/28(土)~8/30(木)  4校
7/28(土)~8/29(水) 1校
7/28(土)~8/28(火) 1校
8/ 1(水)~9/ 2(日) 3校

参考
中学校
http://www.gakkyo.shizuoka.ednet.jp/newsfile/H24_%E6%95%99%E8%82%B2%E8%AA%B2%E7%A8%8B%EF%BC%88%E6%8E%88%E6%A5%AD%EF%BC%89HP%E5%85%AC%E9%96%8B%E7%94%A8%281%29.pdf
小学校
http://www.gakkyo.shizuoka.ednet.jp/newsfile/H24_%E6%8E%88%E6%A5%AD%E6%97%A5%E4%B8%80%E8%A6%A7%28%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1%EF%BC%89.pdf

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学校司書が、静岡市の事業仕分け対象だって!? [教育]

静岡市の事業仕分け、子ども、教育、文化、生活に関する事項が、何と多いことか!

静岡市のHPを見ると、→「行財政」の「行財政改革…」→「さいこう静岡!静岡市事務事業市民評価」→
で、ありました。
 「これは、市が実施している個々の事務事業について、その目的や必要性、実施主体、費用対効果など、多面的な観点から公開の場で議論し、「継続」、「改善」、「廃止」などの評価を行うものです。」
と。

特にこの「費用対効果」がついていると、怪しい!

http://www.city.shizuoka.jp/deps/soumu/shiminhyouka.html

さらに、「評価対象事業一覧表 38事業」
http://www.city.shizuoka.jp/000129988.pdf
を、見ると、
学校司書をはじめ、子ども、教育、文化に関わることが何と多いことか!
せっかくの「子ども医療費助成事業」も。

傍聴を!


評価会議に傍聴をお願いします。
http://www.city.shizuoka.jp/000130484.pdf

評価会議日時
7月21 日(土)9 時~16 時40 分(8 時45~ 開会式)

22 日(日)9 時~16 時35 分(16 時35~ 閉会式)
学校司書関連→9時~9時45分
子ども医療費助成→9時55分~11時25分

会 場 市役所静岡庁舎 本館3階 会議室


尚、同じページに、昨年度の評価(仕分け)結果が出ています。
http://www.city.shizuoka.jp/000112774.pdf

注・(改善)とは、減額ととってもいいと思います。
・ 楢尾青少年の家→廃止
・ 学校応援団事業費→市(改善)=減額
・ 母子家庭及び寡婦自立促進対策事業→廃止
・ 狭あい道路拡張整備事業費→市(改善) 
  注:今年、全国で通学路の事故が多数発生し、点検を!という指示が市教委から来ました。狭い道路を何とかしてほしいが、保護者からたくさん出ていました。
・ バス路線維持対策事業費→市(改善)
・ 山間地バス路線維持費補助金→市(改善)


追: 東日本大震災では、広域合併のため自治体職員が大幅に減らされて、必要な指示、派遣、援助がすぐにできませんでした。
 また、こういう「仕分け」や行財政改革は、何年もたってから、失政がわかるので、責任があいまいになりやすものです。適当なアンケートや簡単な議論で、決められてはたまりません。

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第3回静岡市教育振興基本計画検討委員会へ 傍聴を! [教育]

傍聴に行きましょう!
第3回静岡市教育振興基本計画検討委員会が開かれます。
8月31日(月)
なんと、9時30分~12時  現職が行くことが出来ない時間帯になぜ?
場所 清水庁舎3階 第1会議室

 総合的に、専門的に、将来のことまで視野に入れて、
静岡市の教育を論じてほしいですね。
 もちろん、検討委員の方々は、この間、様々に研究・調査してくれている
ことと思いますが。?
 その場の思いつきで、発言するなんてことはないと信じたい。

  
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静岡市内の小中学校の夏休み [教育]

今年の静岡市内の小中学校の夏休みは、いつからいつまで?
静岡市教育委員会のHPに一覧が掲載されています。びっくりしますよ。
7/22の皆既日食(静岡の部分日食)の際、全国ニュースは、「夏休みが始まった22日云々」という報道でした。でも、静岡市内の小中学校は、全校でまだ授業日でした。しかも、昨日ようやく夏休みという学校も・・・。
 そして、夏休みの終わりも、9月1日からという常識は通用しません。授業日・時間増のため?市教委や校長会では、学校の先生が持ち帰り残業をしなくても済むように、とも言っているとか?7月や8月の終わりの教室が30度を超えた世界であることを忘れてしまったのでしょうか?
一覧表・
http://www.gakkyo.shizuoka.ednet.jp/newsfile/%E9%9D%99%E5%B2%A1%E5%B8%82%E7%AB%8B%E5%B0%8F%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%A7%8B%E6%A5%AD%E6%97%A5%E3%83%BB%E7%B5%82%E6%A5%AD%E6%97%A5%E3%83%BB%E5%A4%8F%E5%AD%A3%E3%83%BB%E5%86%AC%E5%AD%A3%E4%BC%91%E6%A5%AD%E6%97%A5(%E6%94%B9).pdf
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元気の素を… [教育]

☆この間の『コメント』さんへ
 この間、3人の方が『コメント』を入れてくれました。ありがとうございます。本当に、学校現場で、必死の思いで
仕事をされているんだなと、感じます。一生懸命さが伝わってきました。
 そういう中で、現場のことを「思いやる」こともできない門外漢が、またまた教育改悪3法を強行採決して、押しつけと脅しを強めようとしていること、本当に怒りを感じます!
 現場で、「押しつけ」や「脅し」で教えては、子どものためにならない、そんなやり方では、子どもの成長にも結びつかないし、むしろ逆効果だとみんなが考えて、教育実践を深めようとしている時に、政府や与党や文科省は、なんてことをしてくれるんだ!と思います。
 毎日、事務・書類仕事や分掌の仕事に追われながらも、「あ~、今日も子どもを怒っちゃった。」「一方的な授業をしちゃった。」…と落ち込みながらも、「明日は、なんとかしよう。」なんて考えて、ちょっと自分を奮い立たせる。何年やったって、子どもがかわり、様子が変われば、悩みは尽きない。
 そんなことを、政府や与党や文科省や「再生会議」は、どれだけわかってんだ~!!

 ただですね、あんまり「コメント」さんが切実なので、共感しながらも、あまり思い詰めないで~!とも言いたいです。元気を出して!と、空元気を煽るつもりではないです。そんなに簡単に元気は出ないから。
 でも、閉塞状態に見えるかもしれませんが、この間、全教をはじめ全国の教職員組合は頑張ってます。
 静岡市教組は、先々週定期大会、先週全国の政令市教組との交流会を行いましたが、いっぱい勉強しました。いっぱい語り合いました。
 子どもとの触れあいや教育実践で、楽しい報告も出ています。学習会をやると、笑顔が出ます。「今度、教室でもやってみよう。」「あ~、そういう風に子どもを見るのか。反省。」なんてね。
 ♪ひとりじゃないって~、すてきなことね~♪ 
 まだまだ足りないですが、このブログでも、元気の素をいっぱい提供します。
 めげてるときは、是非このブログ・コメントで、愚痴ってください。そして…!!!
 


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●●怪しい戦争の足音●● [教育]

本当に怪しい戦争への足音が聞こえてきますね。
何とか、防がなければ!
治安維持法も施行されようとしているし!
ひそかに思想統制も始まっているかも。


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教育基本法を守れ!6月9日全国で一斉大宣伝行動! [教育]

 8日、教育基本法特別委員会理事会が開かれ、与党は教育基本法改正」法案について、閉会中に数回にわたって地方公聴会を開催することを要求しました。
野党側は、両案(政府案、民主党案ともに廃案すべきこと、特別委員会も今国会をもって閉じることを一致した要求として主張しました。
さらに民主党は今後、調査会を設置し時間をかけて議論していくことを提案しました。
調査会設置については共産党、社民党は反対しました。
14日に理事懇談会を開き、ひきつづき協議することが決まっています。

 教育基本法改悪案の今国会特別委員会での審議は、8日で実質的に終結したことになります。
 8日の審議では、「すでに50時間近くも審議が行われている」「参考人質疑を3回も行っている」などの発言が出されました。公聴会の開催は、委員会採決の前提をつくることになります。与党側が、秋の臨時国会の早期に採決を行う条件づくりをねらっていることは明らかです。
 一方、「継続審議となった場合、首相の交代をはさむため、審議は足踏みを迫られそうだ。与党内からは『審議は一から出直しになる』と、臨時国会での成立を困難視する声が早くも出ている。」(9日、朝日新㈲などの報道もなされるようになりました。
 運動が広がり、世論が広がるならば、改悪法案を廃案にすることは可能です。教育が子どもたちのためのものとの国民常識の到達点から見ても、教育の条理から見ても、国際的な到達点から見ても、改悪法案の重大な問題点が、日を追って国民のものになり始めています。
 我が子の子育てや、子どもたちの教育に真剣にとりくむ、父母や教織員の実感と、日本会議国会議員懇談会などの特別委員の発言内容がどれほどかけ離れたものであるのかもとてもよく見えてきています。
 大きく広がりはじめた国民的な運動を継続し、この夏、職場、草の根からの運動としてどのように発展させるのか、計画を立て、確かな展望をつくることが、今の時期私たちに求められています;

9日全国で一斉の大宣伝行動

 この間、国民的な宣伝行動が繰り返し行われてきました。
全教組織のかかわるちらしだけでも、4月以来一千万枚を超えていると見られます。多くの地域で新聞意見広告、ラジオスポットなどがとりくまれています。埼玉の新婦人組織では3000ケ所宣伝を計画し、すでに1000ケ所以上で実施したとお話されていました。全労連に参加する全国の地方労連、単産が連日のように宣伝カーを走らせ、ハンドマイク宣伝などにとりくんでいます。
 6月9日は、各界連としての全国一斉宣伝。東京では教職員組合と労働組合・民主団体が共同で、96駅2000名規模による-斉宣伝・署名行動。埼玉県でも埼教組・埼高教・埼労連、平和憲法を守る共同センター・新婦人などが共同で、全県103駅頭宣伝しました。
 9日の宣伝行動は、改悪法案の廃案と、困難をかかえる日本の教育を国民的に打開する確かな力を生み出す重要な一歩となるに違いありません。

◆静岡でもかってない取り組み

 ここ静岡でも、『教育基本法改悪をゆるさない静岡の会と全教静岡を中心に、かってない取り組みが生まれています。
12/17、4/8、4/22、5/13、5/21、6/3などに街頭に出て、宣伝行動とデモ行進
を行いました。
ハンドマイクでの訴えや、シュプレヒコールも様になってきました。
はじめは照れくさかったけれど、宣伝チラシをわたす様も根に付いてきています。
「にっこり相手の顔を見て、体の前にチラシを出すといいよ。」
 静岡だけでなく、浜松や三島などでも。
 中央行動にも積極的に参加してきました。
 3/3議員誓願3/31全国集会、4/28改悪案上程の日に中央行動、5/10中央行動・座り込み・デモ、5/27は5万人の雨中の大集会とデモ!
 国会の審議が始まり、5/16、5/30、6/2、6/7には国会傍聴行動にも行ってもらいました。
「眠っている議員がいたり、うろうろ出歩く者もいて、頭に来る。」などの声をもっと広く宣伝したいものです。
 平日勤務をやりくりして、年休を取ってすっ飛んでいきました。「この時間だと、00時00分の‘‘ひかり”に間に合うよ。」帰りは‘‘こだま,,かな?」なんて東京間の新幹線にも詳しくなってきました。
 6/3、4には、県内各地を三宅晶子さんが講演で回ってくれました。
三宅晶子さんは教育基本法改悪を止めよう全国連絡会の代表者です。
この元気さを廃案まで!

 ◆6月14日(水)教育基本法改悪を止めよう緊急集会とデモ

 集まって~!18時30分~ 青葉シンボルロード(静岡市役所裏)

 ◆教育基本法改悪反対の『新聞広告にワンコインカンパを!』

 「憲法改悪と-体の「戦争をする国」への人づくりに反対です」

などが大きく掲げられた新聞の広告を出す予定です。そのためには、ウン十万円が必要になります。ぜひ、みなさん、ワンコインをカンパしてください。また、同じ思いの同僚や親や知人にも呼びかけてください。

◆内心の自由は保証されない、「愛国心」の強要のねらいがはっきり!

歌わない自由の指導不適切 国歌斉唱で文科相

 共同通信-6月8日によると、小坂憲次文部科学大臣は8日午後の衆院教育基本法特別委員会で、学校現場での国歌斉唱の指導の在り方に関連し、「指導的立場の教師が『内心の自由があるから歌わなくてもいい』という言い方をすれば、逆の指導をしていると取られてもやむを得ない場合もある」と述べ、歌わない自由を生徒に伝えるのは適切な指導でないとの認識を示した「日本の国には国旗、国歌があることを客観的に教える。歌うか歌わないかは最終的に生徒がその場の状況で判断することはあるかもしれない。学習指導要領に従った方法で適切な指導が行われれば、(生徒に)素直に受け入れられる」と強訴した。
これに関連して、安倍晋三官房長官は「最初に立っても立たなくてもいいと教えれば誤解を与える」との考えを示した」とのことです。
まさに民主主義を根底から突き崩そうとしていることが明白です。
この発言は明らかに憲法違反でもあります。
政府に、憲法に違反する改悪案を提案する資格はありません!


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静岡市教組(静岡市教職員組合)ブログ開設 [教育]


こんにちは!静岡市教職員組合です。
静岡市教職員組合って何?
 主に静岡市内の公立小学校、中学校に勤務する教職員で構成されている労働組合です。
結成以来、組合の本来あるべき姿を曲げることなくたくさんの成果をあげてきました。
その活動は多くの父母・教職員から評価をうけています。働くものの生活と権利を守り、子どもたちの健やかな発達を保障し、平和と民主主義を守る教育を実現するため日々、活動しています。

今、子どもたちは「個性重視」の名のもとに「わかる」ことの喜びにかえて「出来ない」ことの個性を押しつけられようとしています。
 全ての子に行き届いた教育をと願う私たちも多忙の嵐の中で自分の非力さを思い知らされることもあります。
 しかし、一人では強くなれなくても、励まし合える仲間がいるとき、共に未来を求める仲間がいるとき、私たちは大きな力を発揮することが出来ます。
 さあ、あなたも私たちと子どもたちのために行動しませんか。

静岡市教職員組合の理念です。

今、教師として生きるあなたは、

子どもに慕われ、父母に信頼されるよき教師になろうという決意に燃えているに違いありません。そして、そのためにはどのようにしたらよいかという設計図をお持ちの方も少なくないと思います。

そうです。

もちろん、教師そのものにうち込むことがまず大切です。しかし、それだけではよい教師にはなれません。

よりよい創造的な教育が出来るような条件を築く活動にも力を尽くすことが必要です。

子どもたちの為に、より価値ある教師となるために。

そして、教育条件を築く活動をになっているのは、基本的には教職員組合です。

理想には程遠い教育現場の実態

今、教育現場の教育条件は、私たちの理想と比べて著しく劣っています。

私たち静岡市教職員組合が実施したアンケートの結果では、「放課後、子どもと接する時間がありますか」の問いに対し、3/4の教師は、「ほとんどない。」あるいは「全くない。」と回答しています。

また、「放課後、教材研究をする時間が有りますか。」

の問いに対しても、やはり3/4の教師が同様な回答を寄せています。

こんな教育条件で、本当の教育が出来るのでしょうか。

また、今の教育行政は、このような劣悪な教育条件のもとでも不平を言わず黙々と働く教師づくりのために、教職員をいっそうバラバラにし、管理・統制を強めようとしています。

さらに、教育行政は、教職員の手から教育の白由を奪っています。私たちが教育的良心にもとづいて、これこそ今の子どもたちに必要だと判断した教材を、「指導要領」にないからといって削除しようとしています。

より良い教育条件をめざす教職員組合

私たち静岡市教職員組合は、劣悪な教育条件改善のために闘っています。

教職員組合は、教育の自由を奪うものに対し、真理にもとづく自由・自主性を主張し闘っています。

教職員組合は、権力による管理・統制を乗り越え、職場に教職員の和と団結をもたらすために闘っています。

よく、「若いうちは、組合などに入らずに、〃純枠〃に教育にうちこんだほうがいいよ。」

と言う人がいます。教育条件改善のための活動は、よけいなものなのでしょうか。

教育の自由・自主性を守る活動、働きやすく楽しい職場をつくっていく活動は、よけいなものなのでしょうか。

私たちは、これらの活動なくして、よりよい教育はできないと考えます。

いずれも、今の日本では、たたかうことなしに一歩たりとも前進することができないどころか、今の条件を支えることすらできません。

FISE(世界教育組合連盟)の「民主教育原理憲章」に次の一節があります。

「民主主義教育は、十分な職業上の訓練をもち、国民の大目的

と利益とに、心から深く結びついた、民主主義的な教師を求め

ている。このような教育者だけが子どもの人格を尊重できる。

このような人たちだけが、子どもたちの必要をみたすためにた

たかうことができる。」

この一節は、直接教職員組合の活動にふれたものではありませんが、教師の専門性と民主主義的な人格との結びつきこそ、民主主義教育に欠くことができないとした点で、「よき組合員」であることを見事に教えています。

  連絡先  静岡市教職員組合  
     〒420-0004 静岡市葵区末広町1-4   
     電話 054-271-8438  FAX 054-271-1114
     shikyoso@quartz.ocn.ne.jp
     


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