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やっぱり教育実習やります!って・・・ [新型コロナウイルス]

8月21日の記事で、静岡市が県外からの新型コロナウイルス感染の危険を回避するために教育実習の受け入れを中止した、という報告をしました。
しかし、9月3日になって、市教委から各学校に「教育実習を受け入れることにしたので、実習生の大学にそのことを連絡するように。」という通知が出ました。
その前日2日には、私たち市教組と市教委との交渉がありました。
その席上、私たちは、
「文科省は教育実習の単位が必要ないとは言っていない。実習がなくなれば、大学側がそれに代わるものを用意しなくてはならなくなる。一方的に中止するのは無責任ではないか?」
「教員養成において実習は重要。学生によっては、自分が本当に教員に向いているのかどうかを改めて問い直す機会にもなる。その機会を失った学生が来年現場に出てくると思うと、本当に大丈夫かと心配になる。」
などと批判しました。
その翌日の「やっぱりやります」通知。
教育実習が可能になったのはいいことだと思いますが、「朝令暮改」のそしりは免れないでしょう。
また、市教委は教育実習生に対し、2週間前に静岡市に来て健康観察を続けて安全が確認された上で実習に臨むように、という通知を出していました。今回も同様なら、学生たちはこの後、自宅待機2週間、教育実習2週間、合わせて4週間も大学を離れなければいけません。もうすでに後期の授業が始まっている大学もあるでしょう。
また、受け入れる学校でも、改めて計画を立て直さなければいけません。10月は前期後期の切り替わりの時期なので、通信票の作成や三者面談もあります。そんな時期に教育実習を受け入れれば、担当教員の負担が大きくなります。
はじめから予定通りに受け入れていればよかったのに、あるいは各学校の判断に任せればよかったのに、市教委の独断で一方的な決定をし、それをまたいきなり撤回するというドタバタのおかげで、多くの人が迷惑を被ります。
この際言わせていただきます。
「教育委員会さん、しっかりしてください!」
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教育実習は一斉中止?! [新型コロナウイルス]

この前の記事でも紹介したとおり、静岡市教職員組合は静岡市教委への要求書で

2,秋に予定されている教育実習に感染が急激に拡大している地域から学生が参加する場合、実習校での感染拡大を防ぐために以下の措置をとってください。
(1)実習生には静岡市の責任でPCR検査を実施すること。
(2)実習生が授業を行う学級を最小限にするなど、実習生と児童・生徒の接触を極力少なくするような対策をとるよう、実習校に指導すること。

と求めていました。

ところが、市教委は突然「静岡市内の小中学校での教育実習は一斉中止」という決定を下し、実習生にもその旨通知しました。
文科省が、教育実習なしでも教員免許取得を認める、とした文科大臣の発表を受けてのことだと思いますが、各大学には教育実習に替わる授業の実施などを求めています。市教委の決定はその負担を各大学に押しつけるものですが、今でも多くの大学がリモートでの授業を中心としている状況の中で、それが本当に可能なのでしょうか?

教育実習は引き受ける学校にとっても負担が大きく、今回の措置にホッとしている学校も少なくないかとは思いますが、将来の同僚を育てるという観点で考えたときに、本当にこれでいいのか?という疑問はぬぐえません。
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新型コロナウイルス感染再拡大対応に関する要求書(静岡市教委宛) [新型コロナウイルス]

市教委に要求書を提出しました。
新型コロナウイルス感染の第二波がやってきていることは明白です。夏休み明けの学校で子どもたちが安心して生活できるように、行政の責任ある行動が求められています。

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新型コロナウイルス感染再拡大対応に関する要求書


 貴職におかれましては、日頃より静岡市の教育の充実・発展のために日々ご尽力されておりますことに敬意を表します。
 さて、今年度は年度始めの大切な時期に新型コロナウイルス感染が広がり休校を余儀なくされたことで、児童・生徒の心身の健康、学校運営、教職員の勤務など、かつて経験したことのない困難な状況が生まれています。学校再開後の2ヶ月間は子どもも大人もひた走りに走り続ける感があり、ようやく夏休みを迎えてホッとしているところです。
 しかし、学校の外では「第2波」と言わざるを得ないような勢いで新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、静岡市もいつその中に巻き込まれてもおかしくない状況です。現場の教職員は、夏休み後、計画されている教育活動が予定通り実施できるのか、もしも自分たちの学校で感染者が出たらどうなるのか、言いようのない不安の中で過ごしています。それは、児童・生徒や保護者も同じではないかと思います。
 そこで、児童・生徒、保護者、教職員の不安を少しでも和らげるために、以下のことを要求します。いずれも緊急を要する要求ですので、8月末までの回答をお願いします。

1,修学旅行が実施できなくなった場合のキャンセル料や、実施日、実施内容などを変更した場合に生ずる割り増し費用については、保護者負担ではなく公費での補填をしてください。

2,秋に予定されている教育実習に感染が急激に拡大している地域から学生が参加する場合、実習校での感染拡大を防ぐために以下の措置をとってください。
(1)実習生には静岡市の責任でPCR検査を実施すること。
(2)実習生が授業を行う学級を最小限にするなど、実習生と児童・生徒の接触を極力少なくするような対策をとるよう、実習校に指導すること。

3,9月以降の教職員の研修、主任者会などはリモートでの実施を原則とし、文書伝達ですむものは文書配布のみとしてください。

4,毎日定期的に校内を消毒することが教職員の大きな負担となっています。教職員の負担を軽減し、確実に校内の消毒が実行されるように、消毒作業を業者委託するか、あるいは消毒のための職員を配置してください。

5,例年小学校を会場に実施されている就学時健康診断は、従来においても小学校教職員の大きな負担となってきました。今年度はさらに感染予防対策を講じる必要もあり、例年以上に負担が大きくなります。今年度は、小学校を会場とせず、幼・保・子ども園、医療機関などで分散して実施するようにしてください。

6,万が一、学校の関係者に感染者が出た場合には、学校の判断ではなく、静岡市の責任で次の措置を実施してください。
(1)児童・生徒、教職員全員のPCR検査を行うこと。
(2)学校を一定期間休校にし、その間に、専門業者による校内の完全消毒を行うこと。その費用は学校の配当予算ではなく別途手当てすること。
(3)児童・生徒の心のケアのために、臨床心理士、カウンセラーを派遣すること。

7,新型コロナウイルスの影響で全国ほとんどの学校が夏休みを短縮しているにも関わらず、文科省は各自治体に「1年単位の変形労働時間制」導入のためのマニュアルなどを発して導入を促そうとしています。しかし、「1年単位の変形労働時間制」が教職員の長時間過密労働解消につながらないことは明白で、導入すれば逆に現場を混乱させることは目に見えています。静岡市においては、「1年単位の変形時間労働制」導入のための条例制定は絶対に行わないでください。

8,一人1台の配布が計画されているタブレットが、児童・生徒の家庭学習を支援したり休校中の課題やリモート授業などに有効活用できるように、Wi-Fi環境のない家庭には静岡市からルーターを無償で貸し出してください。

以上

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35人学級では新型コロナ感染から子どもを守ることはできません! [新型コロナウイルス]

わかりやすくするために図にしてみました。
教室の大きさ1.jpg
標準的な机の大きさは45㎝×65㎝。教室は7m×9m。ロッカーや本棚、教員用の机などを撤去したとしても、20人しか入りません。
政府は2mがソーシャルディスタンスと言っていたのに、文科省はそれを1mに縮め、今では「できる限り離す」に変更。本気で子どもたちを守ろうとしているとは思えません。
今こそ「20人以下学級を!そのための教員定数拡大を!」の運動を全国で広げましょう。
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