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静岡市ネットワーク9条、スタート集会06.8.18 [憲法・九条]


  8月18日(金)「静岡市ネットワーク9条」がスタートしました。
  この会は、
「静岡市内でも9条の会がスタートしていますが、各地域ごとの会になっています。そこで、葵区、駿河区をエリアとする会を結成しようとする有志が発起人となって本年3月に準備会をスタートしました。」( 経過報告より )

  その後の取り組みの中で、次の9人の方が呼びかけ人となられました。
 ( 敬称略 )小和田哲男(静大教授)河合妙静(日本山妙法寺)小林達美(弁護士)
         中川 弘  (キリスト者)西村 滋(作家)      芳賀直哉(静大教授)
         藤沢伸次(医師)     藤森克美(弁護士)    山本義彦(静大教授)

  蒸し暑い夕方6時半、総合社会福祉会館7階ホールで「静岡時間」でなく定刻通り、会は始まりました。
  呼びかけ人の小林さんが、戦争とは人を殺すこと、憲法を、9条を変えることは許されないとあいさつされた後、記念講演が始まりました。

  講師は、 朝日新聞コラムニストの 早野 透さん

  演題は、 「 改憲勢力の動きとこれからの日本 」

  話は8月15日小泉首相の靖国参拝から始まります。若い人がけっこういて、「歴史的瞬間を見ちゃった。」と携帯で写真を撮っていたそうです。たしかに「毎日」の調査では、この小泉首相の行動を、70代60代の次に20代に「評価する」が多かったというのですから、気になります。若い人が喜んでいていいの?と早野さん。

   直後の小泉首相の記者会見について、早野さんは、首相はいろいろ言い訳するが、中国・韓国がなぜ反発するかについての言及がない、日本の戦死者を追悼するというなら、相手国の犠牲者も追悼すべきではないか、と批判。永久戦犯を拝みに行くのではないと言うが、靖国神社自身が「ろうそくの炎が一つのように英霊は一つ」と言っていることでわかるように矛盾している。そして憲法19条の「自由」だからというが、20条の政教分離こそ首相が守るべき事だとし、憲法というのは権力者の行動をしばるもののはずだし、戦前からの教訓だと強調しました。

   危険なのは、8月15日の首相参拝が、次期総裁有力候補の安倍晋三氏へのステップをつくり、8月15日を、「平和を心に刻む日」から、「お国のために命を捧げる日」へと意味を変えようとするもので、時代の転換点にするものだと指摘していました。加藤紘一氏の家が放火された事件も上げ、重大な問題だと。

   その安倍晋三氏は、著書 『 美しい国 』 で、戦犯は歴史的に名誉回復していること、時には自分の命をなげうっても守るべき価値のものがあると書いてあるそうです。祖父が岸信介元首相であることからも、首相になったら、戦争責任は歴史的にクリアーしていると言うだろうとも指摘しています。
 
   記録者が中座したので、報告はここまでです。

   参加者にやや白髪が目立ちました。戦争する国になったら一番の犠牲者にさせられるだろう若い人たちにこそ、九条の運動の中心になってもらいたいなという思いで、会場を後にしました。
   若い人たちにどう呼びかけるか、小泉パフォーマンスに負けないアイデアを募集します。
                                              (T)


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