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3・1ビキニデー集会 核兵器のない平和で公正な世界を! [平和運動]

 ここ静岡で開かれていた3・1ビキニデーの関連の集会、催しが焼津文化センターの集会で幕を閉じました。しかし夏に向かい、来年に向かい、そして国連総会も確認した世界からの核廃絶に向かって、参加者は決意を新たにしました。集会アピールを紹介します。

被災53年2007年3・1ビキニデー集会アピール

1954年3月1日、アメリカがおこなったビキニ環礁での水爆実験による被災から53年がたちました。ビキニ被災事件は、日本国民にヒロシマ・ナガサキの惨禍を改めて思い起こさせ、原水爆禁止運動を大きく前進させる歴史的契機となりました。
被災53年目のきょう、私たちは、被災船「第五福竜丸」の母港焼津から、「核兵器のない平和で公正な世界」の一日も早い実現のため、すべての人びとに連帯し行動するようよびかけます。

いまなお多くの命が奪われ、泥沼化するイラクの状況と、昨秋の中間選挙結果に見られるようにブッシュ米政権に対する強い批判や反戦運動の広がりは、力に頼るやり方の破綻を示しています。「核兵器のない、平和で、公正な世界」こそ、私たちが求める21世紀の姿です。
昨年の第61回国連総会は、核保有国も合意した「核兵器廃絶の明確な約束」の実行を求めた決議などを圧倒的大差で採択しました。アメリカ国内でも、かつて軍事・核政策や外交を担ってきたキッシンジャー氏など元政府高官が、「核保有国の指導者が、核兵器のない世界という目標を共同の事業とすること」を提言しました。北朝鮮の核実験・核開発をめぐっても、事態の外交的平和的解決を求める声が国際合意となり、6カ国協議も動き始めました。
新たな核保有国の出現はもちろん認められません。広島・長崎・ビキニとみたび核兵器の悲劇を体験した日本国民にとって、核兵器廃絶は悲願です。国連とすべての政府に対し、核兵器全面禁止・廃絶の国際協定の実現にむけ、すみやかに協議を開始するよう求めます。そうしてこそ、拡散の危険を根絶することができます。

しかし、被爆国・日本政府は、アメリカの「核の傘」に依存し、一部の政府・与党関係者からは「核武装論議」の主張が出されるなどきわめて危険な動きも目立つています。米艦船の民間港寄港の増大、原子力空母配備計画、在日米軍基地の再編・強化、ミサイル防衛がすすめられ、さらに憲法9条改悪の動きが強められています。
世界が反核平和の方向へと動くいま、被爆国であり、戦争放棄の憲法9条と国是としての非核三原則を持つ日本の貢献が求められています。私たちは日本政府に対し、この世界に誇る日本の宝を生かし、世界の流れに合流するよう強く求めます。
原水爆禁止運動の歩みは、歴史を動かす力が、世界諸国民の草の根からの運動にあることを鮮やかに示しています。「すみやかな核兵器の廃絶のために」の国際署名運動を、さらに大きく広げましょう。
「原水爆の被害者は私を最後に」という久保山愛吉さんの遺言、ヒバクシャとその家族の願いを胸に草の根からの運動と共同を広げましょう。

憲法改悪反対、平和のこえを核兵器廃絶の願いにつなげ、平和行進を成功させましょう。
被爆の実相を広げるとともに、原爆症認定集団訴訟勝利、認定行政の抜本的改善を要求しましょう。
ビキニ被災の全容解明と被災者に対する補償を要求しましょう。世界の核被害者と連帯しましょう。
これらの運動を全国で大きくひろげ、原水爆禁止2007年世界大会の成功に結実させましょう。
憲法9条と非核三原則が輝く21世紀の日本と核兵器のない平和な世界をきずきましょう。

 ノーモアヒロシマ  ノー・モアナガサキ ノーモアビキニ
 ノーモアヒバクシャ ノーモアウオー

2007年3月1日
被災53年2007年3・1ビキニデー集会


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