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高校入試110番報告と文科省パブリックコメント [高校入試]

3/15高校入試110番が行われました

前期選抜廃止で電話件数は激減

 静岡高教組と全教静岡は、公立高校入試合格発表の翌日(3月15日)に「入試110番」を行いました。

16年目を迎えた「110番」は県民の声を直接聞くことができる機会として入試制度改善に大きな力を発揮してきました。

前期入試が廃止されて初年の今年は、相談件数は11件で、昨年度の6分の1程度でした。

 相談内容で最も多かったのは「学校裁量選抜」に対する不満で、前期選抜が廃止されて1回受検になったことに対する批判は一件もありませんでした。(高教組・全教静岡は、普通高校で8割が一度は不合格になるなど問題のある前期後期入試の撤廃などを求め、県教委と交渉・懇談をしてきました。)

 高教組・全教静岡は110番への声の他に、学区撤廃の影響も検証しながら、更なる改善を求めて県に提言していきます。

 * ご意見をお寄せください。



■[学習指導要領の問題]
文科省・学習指導要領案 パブリックコメント
Sさんが送った意見です

★ 授業時間数に関わって意見を述べます。
 「学力低下が叫ばれている」から、授業時間数を増やせば学力もつくと考えているのでしょうか。しかし、今回の場合、時間数は増えるけれど、学ぶ内容も増えるわけで、文科省の考える「学力」問題の解決になるかは大きな疑問です。「授業時間数は増やすけど、内容は増やさない」ならそれなりの効果があることは確かです。
 先日も同僚と話をしたのですが、「子どもたちには十分な時間がほしい」ということです。小学校4年生に「式と計算」があり、「()を先に計算する」「×÷は+-より先に計算する」等の約束事を1時間ずつで教えなければならないところがあるのですが、当然のごとく子どもたちは大混乱。大人が考えるほど、うまくいかないのです。その単元にあと1時間、2時間の「ゆとり」があれば、子どもたちの理解度も大分違います。
 つまり、本当に理解させるには、時間が必要です。「もっと先生たちが指導法を学んだら・・・」という文科省びいきの意見も聞きますが、先生たちもかなり学んできています。最近の若い先生たちであれば、自身が高い学力をもっていることは否定できない事実です。
 必要なのは、『本当のゆとりの中で、子どもたちを育てる』ことです。

 今回の改定でも、文科省は、「学校現場の意見を反映させる」点において、極めて不十分であることをどの程度認識しておられるのでしょうか。いつも文科省は「反省なし」でいろんな内容変更をされますが、現場ではそれは通用しません。
 私は、今回の改定に於ける、それも「前回の改定をひっくり返すものである」ことも含めて、率直な反省をお聞きしたいと思っています。



※ パブリックコメントの締切は3/16今日です。是非あなたも今すぐ送ってください。

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