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08夏の市教組教研・報告 [教文部]

08市教組教研 報告
 7月27日(日)2008年度の市教組夏の教研が開かれました。
 最近の市内の学校は、夏休みの始まりがまちまち、遅い学校は29日(火)始まりと、まだ夏休みではないところもあります。朝日新聞が27日付で「縮む夏休み、公立小中が授業増を優先」と報道していますが、静岡市も例外ではありません。さらにこの暑い中、この数日間で保護者面接を行う学校も増えています。「面接を終わって温度計を見たら、37℃だった!」…という教室の中で、数人から10数人の面接を行います。体温と同じくらいの暑さの中で、みんな疲れています。
 この日には、名古屋の日本母親大会に参加している仲間もいます。清水テルサでのサマーカレッジつながりあそび・うた実技研修会も行われています。
 教研の時期も一考しなければならないのでしょうか。
08-07-2708市教組教研・大野木講演.JPG
 さて、教研ですが午前中は浜松学院大学の大野木龍太郎さんの講演です。
演題は
『新学習指導要領を考える~われわれの対抗軸をどこにおくか』  
 大野木さんは、やらされる学びしか経験のない大学生の例などを挙げ、学びを共有できる学校にするには。また、今までの学校はどうだったか。などいっしょに考えていこうと問題提起。
 新学習指導要領が、教育格差を前提に選別的な教育観を強めている。教育困難な層を引き上げていくという公教育の任務を後退させる。国家管理強化、教育実践の自由を奪う。学力について不鮮明化。などを例を挙げて新学習指導要領を批判しました。
 その上で、「私たちの寄って立つ立場を明確にし、それを実践し、地域に広げていくこと。」「地域の中で、子どもを育てていくこと」そのためには、学校を相対化しつつ、学校の在り方の再検討が必要だと。
 そして、「指導要領に反対する事が最終目的ではない。学校に通う全ての子どもにどうやって学力をつけ、人間らしさ(人格)をはぐくんでいったらいいのかを、集団作り、学校作り(開かれた学校)をもとに、…子どもに真に必要な 社会や世界と自分をつなぎ、生きることと学ぶことが統合され、社会に積極的に参画していく力を育てること」こそ大事だと強調。
 最後に、
1 どの子も切り捨てない、みんなでわかり・できることを学校づくりの土台にす べきでは?
2 開かれた学学校づくりを真剣に考えている教師集団に。
3 人事考課制度(教職員評価)をはねのけ、職場の教師集団の合意形成と切磋琢 磨を。
4 総合学習など主体的な学び、生きることにつながる学びを。
以上の4点を一緒に考えていきたいと問題提起されました。

 昼食休憩の後、次の4分科会を行いました。
① 小学校・算数 改訂版スーさんのパーティ2けた×2けた(小3かけ算)実践報告② 特別支援教育 認めてほしい、こっちを向いてとサインを送る子どもたち
③ 生徒指導   児童相談所と学校を結ぶ心の教育
④ 子ども集団づくり入門講座

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