静岡市教組(静岡市教職員組合)ブログ開設 [教育]
こんにちは!静岡市教職員組合です。
静岡市教職員組合って何?
主に静岡市内の公立小学校、中学校に勤務する教職員で構成されている労働組合です。
結成以来、組合の本来あるべき姿を曲げることなくたくさんの成果をあげてきました。
その活動は多くの父母・教職員から評価をうけています。働くものの生活と権利を守り、子どもたちの健やかな発達を保障し、平和と民主主義を守る教育を実現するため日々、活動しています。
今、子どもたちは「個性重視」の名のもとに「わかる」ことの喜びにかえて「出来ない」ことの個性を押しつけられようとしています。
全ての子に行き届いた教育をと願う私たちも多忙の嵐の中で自分の非力さを思い知らされることもあります。
しかし、一人では強くなれなくても、励まし合える仲間がいるとき、共に未来を求める仲間がいるとき、私たちは大きな力を発揮することが出来ます。
さあ、あなたも私たちと子どもたちのために行動しませんか。
静岡市教職員組合の理念です。
今、教師として生きるあなたは、
子どもに慕われ、父母に信頼されるよき教師になろうという決意に燃えているに違いありません。そして、そのためにはどのようにしたらよいかという設計図をお持ちの方も少なくないと思います。
そうです。
もちろん、教師そのものにうち込むことがまず大切です。しかし、それだけではよい教師にはなれません。
よりよい創造的な教育が出来るような条件を築く活動にも力を尽くすことが必要です。
子どもたちの為に、より価値ある教師となるために。
そして、教育条件を築く活動をになっているのは、基本的には教職員組合です。
理想には程遠い教育現場の実態
今、教育現場の教育条件は、私たちの理想と比べて著しく劣っています。
私たち静岡市教職員組合が実施したアンケートの結果では、「放課後、子どもと接する時間がありますか」の問いに対し、3/4の教師は、「ほとんどない。」あるいは「全くない。」と回答しています。
また、「放課後、教材研究をする時間が有りますか。」
の問いに対しても、やはり3/4の教師が同様な回答を寄せています。
こんな教育条件で、本当の教育が出来るのでしょうか。
また、今の教育行政は、このような劣悪な教育条件のもとでも不平を言わず黙々と働く教師づくりのために、教職員をいっそうバラバラにし、管理・統制を強めようとしています。
さらに、教育行政は、教職員の手から教育の白由を奪っています。私たちが教育的良心にもとづいて、これこそ今の子どもたちに必要だと判断した教材を、「指導要領」にないからといって削除しようとしています。
より良い教育条件をめざす教職員組合
私たち静岡市教職員組合は、劣悪な教育条件改善のために闘っています。
教職員組合は、教育の自由を奪うものに対し、真理にもとづく自由・自主性を主張し闘っています。
教職員組合は、権力による管理・統制を乗り越え、職場に教職員の和と団結をもたらすために闘っています。
よく、「若いうちは、組合などに入らずに、〃純枠〃に教育にうちこんだほうがいいよ。」
と言う人がいます。教育条件改善のための活動は、よけいなものなのでしょうか。
教育の自由・自主性を守る活動、働きやすく楽しい職場をつくっていく活動は、よけいなものなのでしょうか。
私たちは、これらの活動なくして、よりよい教育はできないと考えます。
いずれも、今の日本では、たたかうことなしに一歩たりとも前進することができないどころか、今の条件を支えることすらできません。
FISE(世界教育組合連盟)の「民主教育原理憲章」に次の一節があります。
「民主主義教育は、十分な職業上の訓練をもち、国民の大目的
と利益とに、心から深く結びついた、民主主義的な教師を求め
ている。このような教育者だけが子どもの人格を尊重できる。
このような人たちだけが、子どもたちの必要をみたすためにた
たかうことができる。」
この一節は、直接教職員組合の活動にふれたものではありませんが、教師の専門性と民主主義的な人格との結びつきこそ、民主主義教育に欠くことができないとした点で、「よき組合員」であることを見事に教えています。
連絡先 静岡市教職員組合
〒420-0004 静岡市葵区末広町1-4
電話 054-271-8438 FAX 054-271-1114
shikyoso@quartz.ocn.ne.jp