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臨時教職員交流の集い案内 と  学災連報告  と 市の評価制度 [臨時教職員]

  臨時教職員のみなさん、是非参加して、同じ仲間、「先輩」、「ベテラン?」の話を聞き、また積もり積もった話をしに来てください。

 教職員のみなさん、励ますだけでなく励まされに来てください。だって「臨時」の先生には、みなさんが忘れがちな「夢」がいっぱい!

 組合員は、当然顔くらい出しましょう。もちろん手伝い、差し入れ大歓迎!こっちの方が「顔」より助かります。

■第17回中部近畿臨時教職員交流の集いin静岡

   みんなの合い言葉 茶ンス! 茶ンネル! 茶レンジ!

 この集会には、出会いのチャンス、学びのチャンス、発見のチャンス、たくさんのチャンスがあります。 

 この集会には、悩みを抱えている人、怒っている人、仲間をもっと増やしたい人、制度を変えたいと思っている人、いろいろな人が集まり、いろいろな人とチャンネルを合わせることができます。 

 この集会に来た人はみんなほんのちょっとずつだけど、心のモヤモヤが晴れ、安心でき、元気になり、またチャレンジする勇気をもらうことができます。 

 さあ、あなたもここへ来て、いっしょに語り合い、学び合い、手を取り合って進むことのできる仲間を見つけませんか?

■  と き;2007年1月27日(土)~28日(日)
       13:30開会   12:00解散

■  ところ;静岡県立森林公園「森の家」
           静岡県浜松市 電話053-583-0090

右Hp参照 浜北森林公園・森の家  http://homepage3.nifty.com/shinrinkouen/

◆ 27日(土)<1日目>
開会全体会 「静岡発 臨時教職員の主張!」&ゲーム・歌
夕食大交流会
◆ 28日(日) <2日目>
分科会 ①子どもたちから先生を奪わないで~採用制度の改善と長期臨採者~
     ②誰もが大切にされる学校づくり~臨時教職員の待遇と勤務条件~

     ③子どもたちの輝く顔が見たいから~教育への思いと教育実践交流~

     ④つらいのはあなた一人じゃない~悩み相談とサークル交流~

閉会全体会

★参加費用 合計12000円

 ( 参加費500円 宿泊費5000円 夕食大交流会費5500円 朝食代1000円 )


▲学校災害から子どもを守る静岡県連絡会第7回総会と記念講演
1月13日(土)県教育会館で行われた県学災連総会と記念講演について、概要をお伝えします。いろんな意味で、いろんな観点で参考になりました。

■個人の責任ではなく、社会の責任で、
    「目を離しても」子どもが事故に遭わないように!

「日本スポーツ振興センター」の問題
 03年「日本体育、学校健康センター」が「独立行政法人・日本スポーツ振興センター」(サッカーくじ“トト”に忙しいところ)に改組(リストラ)され、学校災害の事例や数が見えなくされました。この問題点は大きく(記念講演で後述)改善させることが急務となっています。実際年間で110万人もの子どもが学校管理下で負傷する事故に遭っているそうです。「センター」への報告は「補償」だけで予防などに生かされていないのが現実です。

広がる運動
 06年日本教育法学会のプロジェクトチームが「学校安全指針モデル案」を提案(既に「さいたま市条例」がある)しました。また、日本外来小児科学会アドボカシー委員会が「プール吸排水口の事故を繰り返さないために」のシンポを開き、被災者、学災連、施設、工学、法律関係者がいっしょになって討議しました。こういう横のつながりが弱かったので、大きな前進です。

裁判での前進
 北村落雷裁判での勝訴で、日本サッカー協会が安全指針を打ち出しました。地域によっては、気象状態を見る人間をサッカー大会で設け、たとえ予定通り進行していなくても落雷の危険があるときには、大会を中止するなどの措置を執るようになったとのことです。文科省主催の指導員養成研修での大日岳遭難事件でも、国の過失を認める判決が出ています。

県学災連の活動
 一昨年末の静岡での全国学災連シンポを県教委が後援しました。そのため、断酒会なども新たに参加してくれました。

 県教委との学習会では、スポーツ事故再発防止への努力を確認させ、学校へのAED配置や登下校での地域協力などについて要請しました。

 県や全国の母親大会に参加して、成功の一助をにないました。

■小児科医・山中さんの講演から
□ いつもいつも同じ事故が繰り返される。
 文科省も通知を出しているが、また起こる。プールの吸排水口引き込まれ事故も、防火シャッターの事故も。しかし、いつも「親の不注意」「目を離したからだ」などで済まされてきた。

□ その点では、六本木ヒルズの回転ドアの事故は、一つの転換点だった。今までなら「親の不注意」「なぜ手をつないでいなかった!」と言われ、何の手だてもうたれなかった。しかし回転ドア事故では、安全のはずのビルで、しかも過去にも同様な事故があったことが指摘され、工学的にも回転ドアの欠陥が指摘された。「親の責任」でなく、大きな社会問題となった。

□ 「子どもの事故は、予防できる」…これが基本的な考え方だ。(但し、20数年前からの欧米の常識で、日本ではまだまだ)
 ある調査では、1歳から19歳の日本の子どもで、事故の第1位は、「不慮の事故」である。これは、先進15カ国の内、ワースト2に当たる。

 1000人の保護者に聞いた調査では、のべ800人近くが3歳までに、「落ちた」「転んだ」「やけど」「誤飲」などで負傷したと答えている。つまり、子どもの生命を脅かす最大の原因は、事故である。

 欧米では、それはAccident(予測できない事故)ではなくInjury(予防可能な事故)と言われている。残り湯をためた浴槽に落ちる事故が後を絶たないのは、いい例。落ちたり、落ちた後の救急処置についてはよく言われる。しかし、歩き始めた子は、風呂場のドアノブに届くことができて危ないこと、浴槽に水をためておくのは危ないことなどは言われない。危ないことは過去の例でわかっているのに。

 学校でも事故のパターンは決まっている。

□ しかし、日本では救急処置やその後の対応については、講習もあり治療も確立しているが、小児科医でさえ、予防するという観点で活動している人はほとんどいない。その意識は、学校、保健所、企業、マスコミなども同じ。

□ 予防に金をかけていない。しかし、一旦死亡事故が起きると、そのために責任をせめられ、夫婦関係や、親子関係などが崩壊してしまうなどの大きな「損害」につながる。少子化の時代に子どもはますます「社会的財産」になる。育児支援に事故予防を含めるべきだ。現在でも子どもの事故による医療費に莫大な金をかけている。予防にかける方がずっと節約だ。

□ 事故は予防しなければならない。
 親の不注意と責められるが、24時間目を離さないなんて無理なことだ。また、公園での遊具の事故、例えば滑り台から落ちるなどの事故は、目の前で起きている事が多い。

 車のチャイルドシートの例では、「気を引き締めて運転を」とか、「制限速度を守れ」とか言うが、それで事故は防げない。でも、チャイルドシートの着用率は低い。□ 欧米では、どの高さから落ちたら、どの程度の事故になるかを分析して対応している。日本でも、国土交通省が安全基準のガイドラインを出している。頻繁に起こった箱ブランコの事故、少なくとも今までに23人の子どもが死んでいる。底部の隙間が20㎝しかないから、当然はさまれたら大変とわかっているのに、まだ全面撤去になっていない。

□ 事故の予防には、科学的な分析が必要だ。
 少なくとも、病院にかかるような事故で①重症度が高い事故、②重症になる頻度が高い事故、③重症事故が増加している、④具体的に解決方法がある、そういう場合は、予防の対策を立てるべきだ。

□ そして、その対策に対してのデータの収集と評価をすべき。

 ①対策によって発生数や率が減少したか、②通院日数や入院日数などから重症度が軽減したか、などで評価する必要がある。

 アメリカでは、自転車事故で頭部負傷などで受診する人が多かった。そこでヘルメット着用を呼びかけた。その後調査したところ、60~80%以上の数値で受診の減少が見られた。そこでシアトルではヘルメット着用を義務づけるようになった。

 また火傷の事故が多く、特に蛇口での火傷が多かった。調べたところ給湯温度だ60度だった。すぐに皮膚が赤くなる温度なので、蛇口から出る湯温を50度に下げた。すると火傷の受診が減った。

 日本ではそのような、データの収集と評価の流れがない。

□ 日本外来小児科学会では、政府へ①欧米では20年前からやっている事故サーベイランス(疾患監視システム・発生が報告され、分析され、その結果がフィードバックされること)事業の推進②事故予防の研究部門設置の2点を要求したが、政府・厚生労働省には担当部署がないそうだ。

 学校災害に関係する「日本スポーツ振興センター」は、事故の数は出しているが、それはお金の計算をするためだけのものになっている。

□ 学校に関連した事故による死亡例は、何度でも起きている事故。

 ・プールの吸排水口、サッカーゴールの転倒、箱ブランコの底部、防火シャッターに挟まれたなどである。いずれも何度も起きている。ところが、防火シャッターに挟まれた事故では、新潟県教育庁の課長は「お互いに事故を起こさないよう、緊張感を持ってやっていきましょう。」と、信じられないコメントをしていた。

 学校事故は、最近の数字では、年間1,098,918人負傷(110万人)していて、63,358件起きている。であるのに、「昨日まで起きなかった」→「うちでは起こっていない」→「決して起こってほしくない」→「決して起こってはならない」そしてそれが、いつの間にか→「うちでは起こらない」になってしまっている。

□ 子どもの事故も、労働災害(労災)の基準・水準に
 労働現場で事故が起きると、当人の責任あるなしにかかわらず、安全衛生委員会を開いて原因を調査する。当人の責任よりも、現場の安全衛生体制が問われる。しかも、労基署からは「労災隠しは犯罪です。」と言われる。

 ところが、学校の事故は、データはあっても対応はない。住宅内の事故は、データもないし対応もない。

 「気を付けなくても」「目を離していても」いいようにする。想定内、予測できる。そして親の責任ではなく、社会の責任にする。これらが子どもの事故で求められている。 

□ 事故予防のためのループづくりを
 予防のためのループを、病院、企業、行政などを巻き込んで作らせよう。できたら公的機関の設置を求めよう。

 今、行政などは求めるだけでは動かない。「自分」たちからまず、そのための機関づくりに動こう。

□ 危ない中で遊びながら身体能力を付けてきた、の考えに対して

 昔から子どもは、危ない事をしながら体を作ってきた。安全安全と言っていたら、子どもの体力はつかないのでは、と言われるが、挑戦することができる「リスク」と、死にも至らしめる「ハザード」の違いを考えたい。少々の傷は、「元気だね」と言うが、死ぬ危険まで冒す必要はない。

『教職員評価制度』導入について
■ 静岡市教委は、1/17に職員団体向けに、教職員評価制度の説明会を行うと言ってきました。私たち静岡市教組や幼稚園職員、市立高教組、がくろう、県教組静岡・清庵支部、などが参加すると思います。
 制度検討委員会の席上高木教職員課長は、来年度教職員評価を「試行したい」と言いました。
 内容やスケジュールなどを聞いて、このブログでも報告します。
 みなさんも、市教委に聞いてほしいこと、言いたいことがありましたら、このブログでコメントください。また、その旨ほかのみなさんにも知らせてください。


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