SSブログ

評価、勤務時間、人事の3点で校長、教頭に要請書送る [校長さんへの要請・申し入れ]

★ 静岡市内小中学校125校の 校長、教頭 宛てに、11月27日次のような「要請書」を送りました。
 3つの点で、少しでも職場が良くなることを願い、今後の運動につなげたいと思います。

□ 教職員評価、勤務時間の適正化、年度末人事異動についての要請

 日頃、子どもや教職員が安心して過ごすことができる学校環境を整えようとご尽力されていることに敬意を表します。
 さて、今回標記3点について、特に十分な配慮をしていただきたくお願いします。
教職員が健康で安心して働くことのできる職場環境づくりは、憲法や労働基準法、労働安全衛生法、最近では厚生労働省通達や文部科学省通達でも明らかなように、管理職の重要な職務の一つです。しかし、現在の教職員の劣悪な勤務実態は、従前以上に意識的かつ重点的にその改善を迫っていると思います。
 つきましては、下記の点で十分な対応をしていただくよう要請します。

1.静岡市の教職員評価について
 (1) 教職員評価制度導入に反対すること。
 (2) 給料への反映、人事への活用、「新しい職」の導入に反対すること。
 (3) 少なくとも、現時点で次の点について、配慮すること。
   ① この制度(試行)がどのように「教職員の資質向上」「学校の活性化」につながるのか、教職員に十分説明し、納得を得ること。
   ② 「できるだけ教職員の負担にならないようにする。」「目標は4つ以内」などの市教委の方針を守ること。「しつように書き直しをさせる」、「記入内容・項目等を増やす」などのことはやめること。
   ③ この試行における面接は「成果と課題の確認」(市教委)に限定すること。「退職勧奨をする」、「自己目標シートとは直接関係ない話をする」、あるいは教務主任を出席させるなどの逸脱したやり方を行わないこと。
   ④ 教職員の士気の高揚につながるよう配慮すること。「評価されるようで相談しにくい」、「自信がなくなる」などの声があがるような指導は行わないこと。

2.勤務時間の適正化および労働安全衛生について
 (1) 市教委4月27日付通知「教職員の勤務時間の適正化について」の趣旨の実現に努めること。
   ① 教職員に周知させること。
   ② 休憩時間取得、「定時退庁日」などについて、実現のための手だてを、直ちに取ること。
   ③ 学校任せにされないよう、報告文書の削減等市教委に具体的施策の実施を求めること。    
   ④ 校長、教頭自ら「勤務時間管理の適正化」について理解を深めること。
 (2) 校長、教頭が率先して労働基準法および労働安全衛生法遵守の立場に立つこと。
   ① 校長が「衛生推進者」に任命されており、「労働災害の防止のための最低基準を守るだけでなく、快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて職場における労働者の安全と健康を確保するようにしなければならない」(労安法3条)という法的責務を負っていることを職員の前で表明(「表明」する法的義務があります。)し、かつ誠実にその職責を実行すること。
 尚、労働安全衛生規則「(関係労働者の意見の聴取)第二十三条の二 委員会を設けている事業者以外の事業者(引用者注・50人未満の職場)は、安全又は衛生に関する事項について、関係労働者の意見を聴くための機会を設けるようにしなければならない。」のであり、今でも、また今までも管理職には教職員の「安全」と「衛生」について必要な対応が求められているのです。
   ② メンタルヘルス、セクハラ、パワハラについて、校長、教頭が率先して研修を深め、教職員の立場に立った対応をすること。  

3.年度末人事異動について
 (1)  教職員の希望や状況を十分把握し、校長個人の恣意的な判断を排し、市教委に対し正確に丁寧に意見具申すること。
 (2)  教職員の通勤条件・生活条件及び希望を最大限尊重し、納得と了解を大前提として、人事を進めること。
 (3) 人事に関わる経過については教職員に常に明らかにすること。
     とりわけ希望外の異動の可能性がある場合には、当該教職員に対してより丁寧に対応すること。3月になって希望外の異動を初めて当該教職員に伝えるなどの不誠実な対応は、絶対行わないこと。
 (4) 退職を強要しないこと。
(5) 教職員への対応は平等に行うこと。
(6) 組合・組合員と誠実に話し合うこと。
       以上

※ 11月29日、組合のブロック集会を持ち、各分会でも取り組むよう要請しました。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。