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夏の勤務 対市教委要求書 [夏の勤務]

「夏季休業中の勤務条件」に関する要求書

静岡市の教育のための貴職並びに関係諸機関の努力に敬意を表します。

 さて、昨年度の市内の小中学校の夏季休業期間は約32日間と激減しています。7月末まで課業、8月下旬から課業などの学校も増えています。成長中の子どもたちにとって長期休業は、休養だけでなくその時期を使った様々な体験のできる絶好の機会でもあります。しかしこれでは、思うように日にちが取れないという子どもたちも多く出てきます。

 また、教職員にとっても休業中といえども、この中に部活指導、保護者面接、校内研修、静教研や「希望研修」、当番、行事等の下見、学年の打合せ、プール指導、児童生徒の学習・自由研究等の指導、図書館開放、主任・主事等分掌による会議出張などが入ります。中には夏季休暇を完全取得できないという方も出てきています。

 「常態化している長時間過密労働で酷使された身体を癒すだけでなく、教員が職場を完全に離れて過ごすことが豊かな教育実践につながる」(静岡県理想の学校教育具現化委員会での藤原委員の発言)ことなど到底望むべくもありません。「夏休みの勤務を日常と変えることはすぐにでもできることだ」(前出同小川委員の発言)といった意見を、貴職も前向きにとらえ具体的な施策を捻出していただくよう願うものです。

 つきましては、夏季休業中の教職員の勤務について以下のことを要求します。
 早急に文書による回答をお願いします。



1.夏季休業中の勤務については、年間を通した教職員の勤務・年休取得等の実態を考慮し、教職員が休養と研修の機会を十分得られるようにすること。とりわけ、まとまった年休が取得しにくくなっている現状について改善を図ること。

2.健康上の不安を抱える教職員が、例外なく安心して治療・静養できるようにすること。そのために、教職員の健康状況を把握し教職員への配慮をするよう、校長を指導すること。

3.「夏季休暇」取得対象でない臨時教職員の夏季休業中の勤務軽減について、「十分な研修と休養」が確保できるよう実効ある措置を講じること。 

4.市教育委員会主催または関係する諸機関の研修会、行事、募集事業等を大幅に精選すること。また、直前になっての会議等の開催決定がいまだに多いことに対して改善措置を講じること。

5.上記4.の趣旨で市教育委員会内及び関係諸機関に対して調整等を行うこと。

6.校内研修や会議、部活動、行事、水泳指導、補習、学習援助、図書館・コンピ ュータ室等の開放、出張などの校務をいっそう削減・精選するよう校長を指導すること。

7.8月の旧盆を含む1週間及びそれ以降の夏季休業中の、事務の共同実施、初任者研、5年研、10年研、情報機器研修などの計画・実施をしないこと。
  また、同時期に校務や部活指導等を計画させないよう校長を指導すること。

8.8月の旧盆を含む前後1週間を、社会的慣習にあわせて、また教職員が家族や社会の一員としての責任を果たすことができるよう閉庁とすること。その旨保護者や地域にも理解してもらうよう努力すること。当面「当番」を割り振らないよう校長を指導すること。

9.夏季休暇は、7月1日から9月30日までの期間内(「夏季休暇制度事務取扱要領」)に取得できるよう徹底すること。
  また部活動等で年休や夏季休暇が実質取得できない実態について調査し、是正措置をとること。

10.ボランティア休暇や家族休暇については、長期休業中に取得しやすい面があることを考慮し、「教職員が利用しやすい制度となるように配慮する」旨の指導をいっそう強化すること。

11.教育公務員特例法21条、22条にもとづく「勤務場所を離れての自主研修」 については、法の趣旨にのっとり、十分確保できるよう積極的に指導すること。

12.学校事務職員についても、勤務場所を離れての自主研修を認めること。

13.夏季休業中のプールの開放を、公費による指導員を派遣するなど行政の責任で進めること。

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