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東日本大震災支援ニュース第18号 [応援してます 東北・関東]

被災地の子どもと教職員へ、学校と教育の復興へ、全国から支援と激励を!

東日本大震災支援ニュース第18号


全教・教組共闘 東日本大震災対策本部

2011 年6 月21 日

市町教育委員会訪問


義援金を子どもと教育のために贈呈


名取市・岩沼市・亘理町・山元町


6月15日に仙台駅からスタートした宮城南部コースは、全教の井村・土方両中執と宮城県教組金野中執が担当し、名取市・岩沼市・亘理町・山元町を訪問しました。
名取・岩沼両市には宮城高教組野中書記長も同行しました。


  名取市では丸山春夫教育長がにこやかに迎え入れてくださり、教育長室で義援金の贈呈とベトナムの子どもたちが描いた絵とメッセージをお渡ししました。


  名取市の閖上地区の被災状況はテレビ等でも取り上げられており、地区内にある宮城農業高校の再建のめどはたっていません。現在生徒たちは毎朝早く市役所そばの駐車場に集合し、県内の3校の農業高校に分散して通っています。

  また仮設住宅や民間のアパートを借りて生活をしている市民も多く、現在7つのバス路線をつくって学校への送迎をしているとのことでした。


  その他の地区の被災状況も含めて、市がまとめた冊子に沿って、さらに具体的な被災状況の説明も受けました。


  教育長からは「私たちだけではお手上げの状態です。災害復旧・復興は役所の職員だけでできる規模のものではない。義援金はとてもありがたいし、今後もぜひ支援をお願いしたい」とのメッセージを受け取りました。さらに「震災は目に見えるが、放射能は目に見えないので不安が大きい。これからこの点が大きな課題になる」との指摘でした。


  次に伺ったのは隣の岩沼市でしたが、訪問時にちょうど緊急の議会が始まってしまい、教育長にお会いできませんでした。応対してくれた内海課長との懇談の中では、「現在、子どもたちの心のケアが大きな課題になっている。明日は各学校の代表を集めて心のケアの研修会を行う予定になっている」という話がありました。岩沼市でも仮設住宅から通学する子どもが現在も多く、小学生にはバスを配置し、中学生には自転車での通学を促しているそうです。


  岩沼市から亘理町に向かう道の両側には田圃が限りなく続いていましたが、いまだに乗用車が横転したまま放置してあったり、道路に船が何艘も置き去りにされていました。青々とした田園が戻るのはいつの日になるのか、心が重くなる風景でした。



  午後から伺った亘理町では、我々の到着を岩城敏夫教育長が待っていてくださり、親しく懇談することができました。教育長自身が被災し、現在も2部屋の民間アパートで不便な生活を余儀なくされているそうです。亘理町もテレビなどで被災状況が何回か伝えられ、海岸線に位置する学校が津波に襲われましたが、小さい町だからこその小回りが効き、きめ細かい連絡を取り合うこともできたために被害は少なかったとのことです。被災した海辺の学校の1 階部分を復旧したいが、全壊でないために国からの予算が出ず困っているのでぜひ文科省などへ働きかけてほしいという要望も伺いました。やはり現在は放射能汚染が一番の課題で、町として保育所、小中学校、公園などをモニタリングしてHPに公表しているそうです。


  最後に訪問した山元町は役場の損壊が激しいために仮庁舎を建設中で、教育委員会は同じ敷地内の歴史民族博物館内のごく狭い1 室に間借りしている状態でした。博物館入り口の一隅で対応していただいた岩佐学務課長は、「震源地が町の真東で、海側の被害は甚大だった。区域外通学は123人から79人に減少したが、送迎車にガソリン補助をいち早く打ち出し、保護者からは大変好評」とのことでした。放射能汚染への対応には大変苦慮しているとのことで、5月24日から週2回のモニタリングを行っており、今日(6/15) から各学校に測定器を各学校に配置するそうです。





7・23ひまわり集会 

静岡市 駿府公園

7月23日(土)11時から、静岡市 駿府公園 東御門前広場で、

浜岡原発の永久停止・廃炉を求めて  の一点で、大集会を行います。

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