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一言意見~「給料の調整額」削減に反対! [教職員の給料]

県教委の提案のあった「給料の調整額」削減に反対
一言意見書

☆ 我々はみないのちをすり減らしながら教育の仕事に携わっています。どんなに疲れてもがんばり続けられるエネルギーの源は、成長する子どもたちを間近に見て喜びを感じられるこの仕事の魅力に他なりません。しかし、教員は昨今の保護者と子どもの変化に多大なストレスを蓄積し、喜びを十分に感じることができなくなっている現実があります。その、困難さは教育委員会も知るところであります。全教の「勤務実態調査2012」でも、異常に長い勤務時間の実態は、教員ががんばればがんばるほど自分を追い詰め、人間らしい生活からかけ離れていくことが現実感をもって想像できるものです。
このようにいのちをすり減らして働く教職員は、前途ある若手教師、幼い子を高い保育料で預けながら働く中堅教師、高校・大学等の進学資金や授業料などを負担しなければならないベテラン教師、親の介護に資金や自らの体力を消耗する退職前教員です。どの年代にあってもその個人生活は金銭的にも体力的にも困難の連続です。このような教員に対し、適正な処遇をきちんとしてこそ、意欲と創造力を維持し、豊かな教育活動を実現することができます。賃金引き上げは当然の要求です。
 「指導的役割を担う校長」が「職員に信頼される校長」に一致するとは限りません。一部の校長への賃金引き上げは教職員の不信を買うことでしょう。やめて下さい。
 部活指導者への手当支給はこれまで低すぎるし、試合等にかかる交通費が公費で支給されないなど教育活動の一つとして認めてこなかったことには大きな疑問があります。今回の手当引き上げだけで十分対処したと考えないでほしいです。(小・女)


☆ 現場で、いちばんよく働いているのは誰でしょう。メリハリというなら、地道に働くわたしたちにこそ、給料をあげてほしいものです。アベノミクスは公務員には恩恵なしです。特別支援の重要性も増すばかりです。
 給料の調整額の削減に反対します。
 その理由は、今回の提案が、総人件費を抑圧する中で、ある部分を手厚くし、その分をまかなうために、ある部分を削ることが「メリハリ」をつけることだと考えているからです。今まであまりにも低額だった部活動指導業務手当を増額することは、最低賃金の考えからも是非実現してほしいです。ですが、その財源を今までも努力してきている特別支援学級・学校に勤務する者から取り立てるやり方には、到底納得できません。
 この「メリハリある教員給与」が、教職員評価制度で給与格差を生み出すことにつながっていくことも反対です。私たちは、子どもの指導に当たる場合に、学年団や学校全体として一致団結して当たります。職場の同僚性がなによりも大事です。困難を抱え指導を必要とする児童や生徒及びその家庭に対応するためには、継続的な指導も必要となり、教育現場に給与格差はふさわしくありません。(小・女)

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