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尾崎裁判4/24判決 署名、ひと言意見書を 早急に!  [尾崎裁判]

■ 尾崎裁判で最後の奮闘を 2008年1月
  ~ 善子さんの死をムダにしないために! ~
 新しい2008年が始まりました。いかがお過ごしでしたでしょうか。お互い、病気や事故には十分気をつけ、今年も元気いっぱい活動したいものですね。

■東京高裁の判決 4月24日(木)午後2時~ 東京高裁818法廷 丸の内線「霞ヶ関」下車すぐ

■ 「ひと言意見書」、署名にご協力ください 郵送料カンパで…!

さて、尾崎裁判の控訴審は、4/24(木)午後2時から「判決」という決定を裁判長が示しました。要求していた当時の行政担当者や現場の養護学級担任の証人申請は却下されました。
 従って裁判所への訴えの手段は、弁護士さんたちによる「準備書面」(主張)の提出と、多くの方の「意見書」や署名のみとなりました。 
 つきましては、お忙しい中恐縮ですが、下記を読んでいただいて、現場やその経験からの具体的な反論や経験談を寄せていただくようお願いします。※ひと言意見書の形式・書式は問いません。※相手側の主張を詳しく知りたい方は末尾連絡先へ

 精神疾患での病気休職者、14年間で3倍! 

 年末に以下の内容のニュースが報道され、教職員の大変な状況が浮き彫りにされました。
 「平成18年度に精神性疾患で病気休職した公立学校教職員は4675人で前年度より497人増加し、14年連続で過去最多を更新したことが28日、文部科学省のまとめで分かった。精神的疾患による病気休職は4連続で前年度比1割以上の伸びとなっており、病気休職者全体に占める割合も初めて6割を超えた。
 文科省では「生徒、保護者、教員間での人間関係や、勤務の多忙化など複雑な要因が絡んでいるのではないか」としている。」(産経新聞より)
 ところが、基金は準備書面の中でも「教員の仕事が精神疾患を発症しやすい過重な公務であることを否定」しています。善子先生が縊死した頃から年々上がり続けているこの数字を、今度はどうすり替えようとするのでしょうか。
年度  病気休職者数   精神疾患数  精神疾患の割合
1996   3791人      1385人    36.5%
1998   4376人      1715人    39.2%
2000   4922人      2262人    46.0%
2002   5303人      2687人    50.7%
2004   6308人      3559人    56.4%
2005   7017人      4178人    59.5%
2006   7655人      4675人    61.1%

“精神疾患病気休職者はわずか0.39%に過ぎない”との「基金」の認識は間違い! 

 この間、わたしたちが問題にしているのは、基金が意図的に『病気休職に占める「精神疾患」教職員が過半数を大きく超えた』ことに目を向けず、『全国92万の教職員うち、04年度に精神疾患で休職したのはわずか0.39%に過ぎない』として、多くの教職員が精神的にまいってしまっている実態に目をつぶってしまっていることです。
 なぜ、こんなに精神疾患が増えているのか、その原因をしっかりと調べ、解決しようとするのが、基金の仕事ではないでしょうか。
 2006年の数は、更に『教職員の仕事が精神疾患を発症しやすい過重な公務である』ことを重ねて立証したことになります。

基金がこだわる「平均人基準説」とは… 

 相手・基金側の「準備書面2」(別紙資料参照)によると、判例を二つ用意し、「平均人基準説」に立った判決を要求しています。「通常の勤務に就くことが期待されている平均的な労働者」を基準にするというけれど、その「平均」とはどんな状態を指していうのか全く明確ではありません。

 ところが、書面の中で基金は「善子が発症前に従事した業務(体験入学のみならず、体験入学前の通常業務を含む)は、「通常の勤務に就くことが期待されている平均的な養護学級教員」を基準とすれば、労働時間、業務の質、責任の程度等においてうつ病を生じさせる程度に過重なものであったとは、到底評価できない」としています。人間だから、ストレスの感じ方も諸々の出来事の受け止め方も、個人によって違いがあって当然です。「平均」などといって「基準」を設けることこそ、実態を無視したとらえ方だと言えます。「うつ病」は、体験入学を通して発症したことは事実であり、それを認めている以上、公務起因性を認めて当然です。

 「天笠意見書」(07年12月10日発行支援する会ニュース参照)に対する《許せない基金側の誤りと偏見》については、弁護士の側で用意しています。

 4月の判決を前に私たちにできることは、一筆でも多い「個人署名」を集めること、そして、「意見書」を多くの人たちに書いてもらい、それらを裁判所に届けることです。

 この裁判は『姉の死をムダにしたくない』という弟さんがここまでがんばってやってきました。みんなの最後の奮闘で、第二の善子さんを作り出さないために、広く広く事件を知らせ、支える人たちの輪を大きくしていきましょう。一緒にがんばりましょう。

■ぜひともご協力のほど、よろしくお願いいたします。

送付・連絡先 〒420-0004静岡市葵区末広町1-4 静岡市教組会館内
尾崎善子さんの公務災害認定を支援する会事務局
■ 尚、メール、コメントでも結構です。(情報も掲載)
静岡市教組shikyoso@quartz.ocn.ne.jp
静岡市教組ブログhttp://blog.so-net.ne.jp/shikyoso/2006-06-11
全教静岡ブログhttp://d.hatena.ne.jp/zenshizu/
 
よろしくお願いします。


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