続・年度替わりを迎えて配慮していただきたいこと [校長さんへの要請・申し入れ]
続・年度替わりを迎えて配慮していただきたいこと
校長 様 教頭 様
昨年度から、4月を待っていると間に合わないことについては、3月中に管理職に「申し入れ」しようということになりました。今年度、遅くなってすみません。
さて、今年度の「年度替わりを迎えて配慮していただきたいこと(申し入れ)」の文書は、前回載せました。ここで若干補足します。
1991年、少しでもゆとりの持てる措置を、と!
忙しい年度末年度始めに、少しでもゆとりをと、学校管理規則にある「赴任期間」を認めさせる運動に取り組んでいた中で91年市教委総務課長は、代替措置として4月2日~4日の内、一日または半日の研修義務免、学外などを認める提案をしてきました。
「それなら、年休ではなく特休だよ」
風邪引いて…、子どもや家族が病気で…、参観会に出たいので …という場合に、管理職から「それは、年休じゃなくて、特別休暇だよ」と言ってくれるのが、当然なのです。
4/1に勤務条件・制度についてていねいな説明をするべきです。今、教職員のゆとり、健康保持・増進を抜きに、子どもたちへの充実した教育は望めません。
許せないパワハラ
職員室で怒鳴って「指導」、特定の人を目の敵にした言動、「アルバイトじゃないんだ」といった言辞、ひいきやネグレクト……管理職(教員としても)失格です。
管理職(だけではないけれど)は、パワハラ、セクハラ、メンタルヘルスなどについて学ぶべき時です。
尚、メンタルヘルスについては、市教委も管理職の研修に位置づける旨を明言しています。教職員にも行うよう要求しています。
衛生推進者=日常の校長の仕事
~ 静岡市では校長が任命されています。 ~
「日常の主な業務…・学校を巡回し、空調設備などの施設・設備、温度・採光などの環境衛生、教職員の勤務実態等を点検し、問題があるときは、所要の措置を講ずる。」
…文科省昨年12月6日通知の「留意点」の中にあるものです。市教委は2月末の校長会でようやく校長に提示しました。
休息時間がなくなっても
…既に、「これからも会議は終業時刻の15分前には終わる」ことを確認した学校もあります。制度的には「休息時間」はなくても、民間でも「休息」に当たる“コーヒータイム”は確保されています。また着替え、片づけ、当番などの時間の確保は当然必要なことです。
「教職員の勤務時間の適正化について」は、
昨年4月27日に市教委から出た通知です。
この中の「勤務時間外の業務の縮減」(週に1日以上の定時退勤日など)の項に、「本年度中に調査を行う」とあり、2月末に管理職が市教委に報告しています。この「報告」の内容は職員にも知らせるべきものです。また、この通知は来年度にも生かされるべきものです。管理職は、この通知に基づく「方針と計画」を明らかにする義務があります。
「教育職員始業終業時刻等記録簿」について、
市教委の話では、6月に試行した学校から「また負担を増やすのか」という声が上がっているそうです。
しかしこれは、「労働時間管理上の問題点の把握及びその解消を図ること」(厚労省・文科省通知)を目的としたものです。
さらに長時間(時間外80時間超/月、または同100時間超/月)労働して「疲労の蓄積」「健康上の不安」のある職員がいたら、医師の「面接指導」を受けさせるものです。
職員に負担をかけないよう配慮しながら、「解消を図る」「医師の面接」の保障をするのは、管理職の任務です。市教委は「記録簿」を「標準例」として提示したと言っています。負担にならないよう校内での工夫も考え合ってください。
「新VDT作業ガイドライン」は、
02年4月に厚労省が発表したものです。「新VDT作業」のVDTとは、Visual Display Tarminalsのことで、ディスプレイ、キーボード等により構成される機器のことです。
パソコン作業は学校でも増えていますよね。
その中で「一連続作業は1時間を超えない」「一連続作業時間内において1~2回小休止を」「一連続作業と一連続作業との間に10~15分作業休止時間を設ける」などとしています。その他、椅子、照明、採光などの基準があり、「作業者の疲労の軽減」「支障なく」作業が行われるよう示しています。
既に数年前に、VDT作業で「精神的疲労」「身体的疲労」を感じる人が多いという調査が出ました。そこで医師などの専門家の意見を聞いて、事業者に指導するものとして厚労省が出したものです。当然学校でも守られるべき最低基準です。
校長 様 教頭 様
昨年度から、4月を待っていると間に合わないことについては、3月中に管理職に「申し入れ」しようということになりました。今年度、遅くなってすみません。
さて、今年度の「年度替わりを迎えて配慮していただきたいこと(申し入れ)」の文書は、前回載せました。ここで若干補足します。
1991年、少しでもゆとりの持てる措置を、と!
忙しい年度末年度始めに、少しでもゆとりをと、学校管理規則にある「赴任期間」を認めさせる運動に取り組んでいた中で91年市教委総務課長は、代替措置として4月2日~4日の内、一日または半日の研修義務免、学外などを認める提案をしてきました。
「それなら、年休ではなく特休だよ」
風邪引いて…、子どもや家族が病気で…、参観会に出たいので …という場合に、管理職から「それは、年休じゃなくて、特別休暇だよ」と言ってくれるのが、当然なのです。
4/1に勤務条件・制度についてていねいな説明をするべきです。今、教職員のゆとり、健康保持・増進を抜きに、子どもたちへの充実した教育は望めません。
許せないパワハラ
職員室で怒鳴って「指導」、特定の人を目の敵にした言動、「アルバイトじゃないんだ」といった言辞、ひいきやネグレクト……管理職(教員としても)失格です。
管理職(だけではないけれど)は、パワハラ、セクハラ、メンタルヘルスなどについて学ぶべき時です。
尚、メンタルヘルスについては、市教委も管理職の研修に位置づける旨を明言しています。教職員にも行うよう要求しています。
衛生推進者=日常の校長の仕事
~ 静岡市では校長が任命されています。 ~
「日常の主な業務…・学校を巡回し、空調設備などの施設・設備、温度・採光などの環境衛生、教職員の勤務実態等を点検し、問題があるときは、所要の措置を講ずる。」
…文科省昨年12月6日通知の「留意点」の中にあるものです。市教委は2月末の校長会でようやく校長に提示しました。
休息時間がなくなっても
…既に、「これからも会議は終業時刻の15分前には終わる」ことを確認した学校もあります。制度的には「休息時間」はなくても、民間でも「休息」に当たる“コーヒータイム”は確保されています。また着替え、片づけ、当番などの時間の確保は当然必要なことです。
「教職員の勤務時間の適正化について」は、
昨年4月27日に市教委から出た通知です。
この中の「勤務時間外の業務の縮減」(週に1日以上の定時退勤日など)の項に、「本年度中に調査を行う」とあり、2月末に管理職が市教委に報告しています。この「報告」の内容は職員にも知らせるべきものです。また、この通知は来年度にも生かされるべきものです。管理職は、この通知に基づく「方針と計画」を明らかにする義務があります。
「教育職員始業終業時刻等記録簿」について、
市教委の話では、6月に試行した学校から「また負担を増やすのか」という声が上がっているそうです。
しかしこれは、「労働時間管理上の問題点の把握及びその解消を図ること」(厚労省・文科省通知)を目的としたものです。
さらに長時間(時間外80時間超/月、または同100時間超/月)労働して「疲労の蓄積」「健康上の不安」のある職員がいたら、医師の「面接指導」を受けさせるものです。
職員に負担をかけないよう配慮しながら、「解消を図る」「医師の面接」の保障をするのは、管理職の任務です。市教委は「記録簿」を「標準例」として提示したと言っています。負担にならないよう校内での工夫も考え合ってください。
「新VDT作業ガイドライン」は、
02年4月に厚労省が発表したものです。「新VDT作業」のVDTとは、Visual Display Tarminalsのことで、ディスプレイ、キーボード等により構成される機器のことです。
パソコン作業は学校でも増えていますよね。
その中で「一連続作業は1時間を超えない」「一連続作業時間内において1~2回小休止を」「一連続作業と一連続作業との間に10~15分作業休止時間を設ける」などとしています。その他、椅子、照明、採光などの基準があり、「作業者の疲労の軽減」「支障なく」作業が行われるよう示しています。
既に数年前に、VDT作業で「精神的疲労」「身体的疲労」を感じる人が多いという調査が出ました。そこで医師などの専門家の意見を聞いて、事業者に指導するものとして厚労省が出したものです。当然学校でも守られるべき最低基準です。
2008-03-26 20:19
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