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教育全国署名にご協力ください その3 [教育条件整備・3千万署名]

教育全国署名ご協力のお願い その3

 1989年から始まり、21年目を迎えた『教育格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める署名』(教育全国署名・旧略称3千万署名)のお願いです。

**静岡県では…

 2002年9月当時の石川知事は「本県自身が数十年にわたってそのような(少人数学級)単独の負担に耐え切れるかどうかというような観点の発想も必要でありますし、 加えてまた、 単純に40人学級が達成したから30人学級でいいのか、 …言葉は悪いんですが単細胞的な議論ではなくて、 本当に教育の実を上げるためには…多様な手段、 手法、 それの組み合わせの中でいかによい教育、 実効ある教育活動が実践されるか、 これが問題だと思うのであります。 」と答え、県単独の措置を拒否してきました。
 しかしさすがに全国の運動の中で、2004年から中1支援プログラムという形で(学校の希望による)、中1だけの「35人学級」を始めました。尚、小学校には小1学級支援事業が「34人以上の多人数学級2クラスに1人の割合で配置」されて一定の効果を上げています。しかしこれは、「担任の補助」をする(授業をやってはいけない)非常勤講師であり、少人数学級にはほど遠いものです。
 昨年静岡県「理想の学校教育具現化委員会」が、「静岡式30人学級」などを10月に県に提言しました。ようやく静岡県も、と喜んだのですが、結局、財政難を理由に、「静岡式35人学級」となり、今年中2に拡大しただけでした。全国では当たり前になってきた小学校低学年からの少人数学級の実現が望まれています。 

**でも、やっぱり国の責任で少人数学級を

最後に残った東京都でも、少人数学級実現へ都教委の姿勢が変わりつつあるようです。
静岡県や政令・静岡市など自治体でも、もっと頑張って欲しいと思います。
 しかし、9月に日本PTA全国協議会や全国市町村教育委員会連合会など教育関係23団体が、全国紙に少人数学級の実現を求める意見広告を出しているように、少人数学級などの教育条件整備は、国の施策こそが基本です。同じ日本で、県や市町村によって教育条件がちがうなどはおかしなことだと思います。
 現場でも矛盾が大きいのです。静岡県の場合、折角中1、中2で35人以下になっても次の中3では教室いっぱいの机が並ぶことになります。また、学級が増えても必要な教員が配置されないので、教材研究の時間(空き時間)などを削って授業に行くことになっています。あるいは、「臨時講師」でまかなっている自治体もあります。
 定数法を変えて、国の責任でゆとりのある少人数学級を実現してほしいのです。

**総選挙の中で各政党が「少人数学級」を公約した、今こそ

先の総選挙では、ようやく自民党まで「少人数学級実現」を公約しました。
 今までは、議会に請願に行くと、個人としては「自分の子ども(孫)のことを考えると、よくわかります。」など好意的な受け答えをされる議員も多くおられました。しかし、「党の公約とは違うので」と、結局議会で採択されることがなかったのです。
 今後は、大きな期待が持てそうです。今までも請願が採択されなくても、行政当局を動かし、一定の前進もありました。これからは、「公約を、早く、充実したものにして実現させてください」と訴えることができます。
 そのためには、このような署名が多ければ多いほど、力になると思います。


※教育全国署名にご協力いただける方はご連絡ください。
        全教静岡・静岡市教組
          054-271-8438
        静岡高教組
          054-254-6900
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