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春闘要求 市教委の回答から その1 [市教委への要求・申し入れ]

5月20日 静岡市教委と交渉してきました。

市教組の出した重点要求に対して、次のような回答がありました。


組合要求① 老朽化した校舎の改修・改築、津波対策、体育館のバリアフリー化(スロープ、トイレ、エレベーター、エアコンなど)などの措置を早急に行うこと。


市教委回答【教育施設課】 
・ 建築後相当の経過年数を有する校舎、体育館については、学校施設整備計画を策定し市総合計画に位置付けるよう企画・財政課に働きかけてまいります。
・ この計画を事業化する中で、建て替え又は大規模な改修を行う場合等に施設のバリアフリー化を同時に進めていきたいと考えております。
・ なお、特別支援学級や通級指導教室の開設等をはじめとする児童生徒の実情によっては、学校と協議の上スロープ、トイレなど個々に対応を図っております。
・ また、平成25年度にはトイレリフレッシュ工事、校舎屋上防水改修工事、プール改修工事など、小学校・中学校で合計37件の改修工事を予定しております。


※ 「建築後相当の経過年数を有する校舎、体育館について学校施設整備計画を策定」
 9月までに策定するとのことです。
 再三、耐震化だけでなく、「25年以上経過して、経年劣化が心配される校舎が多いので、対策を」と要求してきました。市教委は、問題意識を持ちながら、「財政難」を理由に、なかなか具体的に動く様子を見せませんでした。「建て替え又は大規模な改修を行う場合」と言いながら、この間遅々として進みません。今年度も、本格的な「大規模改修事業」は予定されていません。
 文科省も指摘する「非構造部材」=壁、天井、吊り型蛍光灯、窓と窓枠などの老朽化対策は、避難所としてはもちろん、日常の子どもたちや教職員の安全のためにも、早急に取り組まなければならない課題です。
 ようやく、市教委によって具体的な実態が明らかにされようとしています。

※「バリアフリー化」
 来ていただければ、よくわかります。車いすで学校に来られる場合、校舎や体育館に入るだけでも困難です。
 トイレを使うこともできません。
 「建て替え又は大規模な改修を行う場合」は、129の小中学校で、いつ来るのでしょうか。


※今年度の「校舎等の整備事業」は37校とは?
   実態は、「校舎トイレ改修」、「津波避難階段」、「給水改修等」、「公共下水道切替」などです。
   区別では、葵区12校(32%)、駿河区8校(22%)、清水区17校(46%)

※尚、静岡市は、昨年度から小中学校等の「校舎等外壁全面打診点検」を始めています。
 今年も、58校、96棟を予定しています。棟の全部ではありません。
 とても、安心安全ではないのが、学校の校舎の実態です。
 
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