９月１４日 国会前

９・１４国会前

７時ころから正門前の歩道に

３重４重の人垣が出来て、

みんなで機動隊員へ向けて

「道路を、開けろ」を

声をそろえて言っていました。

道路の反対側からも呼応して、

あちこちから道路開放の声の波。

その前に機動隊の車両をびしーっと並べ始め、

道の両側が遮断されたのですが、

私の立っていた右横の群衆が警察官を押して、

警察の柵が踏み倒され、

だっーと駆け寄った警察官たちに

押し戻されそうになったのですが、

群衆の数の方が圧倒的に多いので、

あっという間に道路の両方から車道に人々が流れ出ました。

みんながニコニコしながら手招きをして

道の真ん中に皆が流れ出て、

８月３０日の時と同じように、

正門前は歩行者に開放されました。

（旗を持った女性が、

バリケードを乗り越えて、手を挙げて、

みんなに手招きする図は、

フランス革命の「群集を率いる女神像」

とちょっと似ていて、息をのみました）。

わたしもデモ参加初めての友人と、

倒れた機動隊のバリケードをまたいで、

車道に出ました。

跨ぐとき、気分が良かったです。



リレートークでは、大江健三郎さんが話されました。

台の上に立つのに、

片方の手で支えていないと立てません、

と言われていました。

このような状況に打ちのめされている、

と危機感を述べられました。

鶴見さんなど９条の会の発起人が次々亡くなっているなか、

大江さんにはまだまだがんばっていただかなくては、

と思います。



今日は、公聴会ですが

HNKは中継しないそうですね。

SEALDsの学生代表奥田愛基さんも話されるそうです。

「愛」という漢字を男の子につけたご両親の、

そのジェンダー・バイアス・フリーの姿勢に

深く共感しつつ、

彼・彼女らのような大学生・高校生が続出することが

希望ですね。


↑　すみません。無断転載です。ごめんなさい。

　　すごい臨場感だったので…。

９条　　母連より



それは表口からベルを押して入って来はしない

　　　　　　父親は　仕事に追われ

　　　　　　母親は　勉強しなさいとしかいわず

　　　　　　子どもは　友情を失い　連帯を忘れ

　　　　　　偏差値ではかられ　　考える力を奪われて

　　　　　　日常が　非人間化することになれてしまった家の庭に

　　　　　　ファシズムは　だまって種をまいていく　　

小森香子　｢日本人が今｣