第８回静岡市子ども平和の旅 ３日目

３日目は、呉市立美術館で開催されている「この世界の片隅に」マンガ原画展見学コースと、西日本豪雨災害のボランティア参加コースに分かれました。

土砂の片付けを手伝おうと張り切ってボランティアセンターに行ったのですが、被害を受けた地域へ行くと帰りの広島駅行きのバスの時刻に間に合わないということがわかり、ボランティアセンター内での仕事を手伝うことになりました。


これは、ボランティアの人たちが土砂の中の病原菌を他地域に拡散させないよう、作業から帰ってきた人たちの長靴を消毒するための準備です。

呉から広島までの道が大渋滞するかもしれないと言われ早めに出発したのですが、予想外に道がすいていて、早く広島駅に着いてしまいました。
そこで、余った時間を有効に使おうと、広島市内を見学することにしました。静岡市では見ることができない、路面電車での旅です。

旧日本銀行広島支店の資料館。


被害を受けた人々が伝言を書いた壁が残されている、袋町小学校資料館。




この後、広島駅でお土産をいっぱい買って、懐かしの静岡に帰りました。
今回の参加者は小学生６人、中学生１２人、高校生３人。高校生がスタッフとして活躍してくれたので、大人スタッフはたいへん助かりました。来週は事後学習会で、アルバムづくりをします。

タグ：この世界の片隅に 呉市 広島市立袋町小学校 ボランティア

第８回静岡市子ども平和の旅 ２日目

２日目は、フェリーに乗って似島へ。

以前に似島小学校に勤務されていた仁方越さんのガイドで、似島に残された軍の検疫所跡や弾薬庫跡、慰霊碑などを見学しました。


島中の至る所に巨大な土塁が築かれ、その上には歩哨塔が残っています。


土塁を抜けて弾薬庫に通じるトンネル。

馬匹検疫所（軍馬の検疫をするところ）に残っていた焼却炉。この中からも遺骨が発掘された。

この桟橋から多くの被災者が検疫所に担ぎ込まれた。その数は公式記録でも１万人。２万人という証言もある。しかし、その中で生きて帰ることができた人はたった数百人。

似島には何千人もの遺体が埋められた。今でもその遺骨があちらこちらから出てくる。


帰りのフェリーの乗り継ぎの間に、学習のまとめをする子どもたち。


２日目の夜は全体ミーティング。２日間で学んだことをお互いの交流しました。

タグ：平和学習 原爆 広島 似島

第８回静岡市子ども平和の旅 第１日目

第８回静岡市子ども平和の旅に出発。
新幹線で広島へ。



広島に来たらやっぱりこれ！お好み焼きでまずは腹ごしらえ。


原爆ドーム見学。被団協の方が解説をしてくださいました。




平和記念公園の中を歩いて資料館まで。



大越和郞さんから被爆体験談を話していただきました。



夜は班ごとに今日の学習のまとめ。