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新しいチラシができました [小中一貫]

しばらく滞っていました「学校統廃合と小中一貫教育を考えるシリーズ№5」の原稿ができました。今月中には新聞折り込みにしたいと思います。
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今夜の「学ばナイト」 [火曜講座]

今夜の「学ばナイト」は「市教組版EnglishCafe~ALTと話そう」でした。
静岡市内で働くALTが市教組会館に来てくれて、静岡市の英語教育についてや、日本とアメリカの文化の違い、語学教育の違いなど、にぎやかな会になりました。
日本人だけの学習会よりも途切れなく討論が続き、司会がいらないほど。参加者の中に「会話に加わろう!」という意欲が大きいのかもしれません。決してEnglish only じゃないんですけど、日本語と英語がごちゃ混ぜに響き合う空間というのも、ちょっとおもしろいです。
印象に残ったのは、参加者からの「日本でずっとALTとして働きたいですか?」という質問への答え。
全員じゃないけど、何人かから「思わない。どうしてかと言うと、日本でのALTの仕事は何年続けてもキャリアアップしないから。いつまでたっても日本人教師のアシスタントしかできない。アメリカだったら海外での経験が高く評価され、就職でも有利になる。だから、いつまでも日本でいるよりも、アメリカに帰って再就職したほうがいいと思うALTは多いと思う。」という答えが返ってきました。
なるほどな、と思いました。日本政府の募集広告や面接試験なども、「何年か日本で経験してみませんか?」「日本の英語教育を手伝ってくれませんか?」といった軽い感じだそうです。むしろ、自国で教員の経験があったり教育に対する意欲が強い人は「使い勝手が悪い」として不合格になるケースが多い、という情報が広がっているとか。
つまり、日本政府自身がALTをただのお手伝いとしてしか見ていないということ。でも、労働者なら誰でも自分の仕事を認めてもらいたい、経験を評価してもらいたいと思うもの。それなのに日本政府や教育委員会は、ALTをただのお手伝い、性能の良い教具の一つくらいにしか思っていない。それでは永く続けようと思わないのも当然です。
せっかく外国から来てもらっているのだから、もっとALTを大切にして、ALTのみなさんの意見も取り入れながら静岡市の英語教育を作っていかなければもったいないと思います。そのためには日本人教師とALTのコミュニケーションをもっと深めることが必要。市教組はこれからもALTのみなさんとの意見交換の場をつくっていきます。組合員のみなさんはもちろん、組合員でない方もぜひご参加ください。
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機関誌『オレンジはくぼく』新年号巻頭(委員長あいさつ)から [みなさんへ]

2019年 新年のご挨拶
     委員長  長澤 裕

 2018年を表す漢字一文字に選ばれたのは「災」という字でした。昨年は6月の大阪北部地震、7月の西日本豪雨、9月の北海道胆振東部地震や2つの大型台風、そして「災害級」と言われた夏の猛暑。私も「静岡市子ども平和の旅」で8月に広島へ行き、あちらこちらに残る爪痕を目の当たりにし、改めて災害の恐ろしさを感じると同時に、そこで懸命に働くボランティアの人々の姿に感動もしました。
 しかし、現在の日本にとっての最も大きな災害は、日本を戦争をする国に後戻りさせようとし、外国の巨大企業に国土も国民も子どもたちの未来をも売り渡そうとする戦後最悪の人間が政権を握っていることでしょう。
 秋の臨時国会では、漁協の許可なく自由に漁ができる漁業法改正、水道事業を民間に委託する水道法改正、外国から激安の労働力を輸入できる入管難民法改正などを、はじめに日程ありきの強引さで成立させました。これで喜んでいるのは巨大な多国籍企業です。先に強行した種子法改正や森林法改正なども同じで、このままだと私たちの食料も水も、すべて外国企業に支配されるようになってしまいます。
 安倍首相は昨年8月、2019年7月の参議院選挙までに憲法改正の国会発議をめざすとしていました。しかし、秋の臨時国会では憲法審査会を事実上開くことができず、今年の通常国会での発議は難しくなっています。これは、憲法9条を守ろうとする国民の粘り強い闘いの成果ですが、安倍首相は決してあきらめたわけではありません。5月の新天皇即位などを最大限に利用して、憲法改正を強引に押し進めようとしてくるでしょう。
 静岡型小中一貫教育や新指導要領の全面実施、会計年度任用職員制度導入、変形時間労働制導入など、学校をめぐる課題も差し迫ったものがたくさんあります。この激動の時代を、教員として、大人として、どのように生き、子どもたちにどんな社会を残すのか?日々の忙しさに逃げてしまわず、無力だと言い訳せず、真剣に向き合っていかなければならないときだと思います。私一人では何もできませんが、市教組のみなさんと助け合いながらならがんばれます。また、市教組の力だけでは足りないかもしれませんが、市教組を応援してくれている教員のみなさん、保護者のみなさん、市民のみなさんと力を合わせれば、静岡市を変えていくことができると信じています。
今年もみなさんと一緒に、子どもたちのため、職場の仲間のために、できることを精一杯やっていこうと思います。今年もよろしくお願いします。
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